核心にシュートを!BACK NUMBER
スウェーデン戦MVPは前田大然でも鈴木彩艶でもなく「命を懸けていた」“あのMF”…ではなぜ後半やや苦しんだのか? 現場記者が見た「2つの理由」
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/27 11:01
W杯スウェーデン戦のスタメン。現場取材記者が語ったMVPと、後半苦しんだ理由とは
「前半はチャンスもあまり作れなかったですが、今の日本が目指している戦いは前半のほうができていたと感じました。ここで前後半の主要スタッツを紹介します(※本記事のデータは全てOpta提供。速報値のため最終データと若干変わる可能性があり)」
<前半>※カッコ内は枠内シュート
シュート数:4対2(2対1)
クロス数:8対2
相手ペナルティエリア内でのタッチ数:7対5
<後半>
シュート数:4対8(1対4)
クロス数:3対8
相手ペナルティエリア内でのタッチ数:5対9
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――日本は56分に先制したものの、データでは前半は日本が優位で、後半はスウェーデンが優位だと見て取れますね。
「そうなんですよ。今大会の日本が目指すのは『隙のないチーム』です。だから、前半は4本しかシュートを打てていないけれど、相手に2本しかシュートを打たせていないわけで、狙い通りの戦いができていたと言えます」
日本がカウンター型であることを示すデータ
――なるほど。ミムラさんはセンターバック(CB)を本職とする選手が7人もいることを含めて「隙のないチーム」を目指していると話しています。
「もう1つデータを挙げると、じつは日本はカウンター型と言えるんです。以下の第2節終了時の全48チームと比較した成績がそれを如実に表しています」
シュート数:21本(32位)
ゴール数:6得点(7位)
決定率(シュート数に占めるゴールの割合):35%(4位)
――こんな数字になっているんですね。
「厳密には全ゴールがカウンターから生まれたわけではないのですが、しっかりと守った上で、守備から攻撃へのポジティブトランジションを武器にしているチームではあります。そして、それは対戦相手の脅威になっている」
なぜ後半になってうまくいかなくなったのか
――では、後半になってそれができなかったのは何故でしょうか。
「理由は2つあると思います。1つは、相手FW陣が守備時に前線に残った上で、ロングボールを多用したこと。前編で話したように、ゴールキックはほぼ全て長いボールを蹴ってきました。こうなると、日本の最終ラインやボランチは下がらざるを得ない。そのなかでもコンパクトに守ろうとしましたが、どうしても間延びさせられていましたよね。
ただかつての日本だったら、強力FWの前にロングボールで敗れ、負けていたでしょうからね。ロングボールを跳ね返せるようになったのは大きいですし、アジアカップを受けての修正の成果もあったと思います」
――2024年のアジアカップですか?

