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スウェーデン戦MVPは前田大然でも鈴木彩艶でもなく「命を懸けていた」“あのMF”…ではなぜ後半やや苦しんだのか? 現場記者が見た「2つの理由」
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/27 11:01
W杯スウェーデン戦のスタメン。現場取材記者が語ったMVPと、後半苦しんだ理由とは
「そうです。ベスト8という失意の成績を経て、日本はW杯アジア最終予選に向けて3-4-2-1を導入しました。このシステムでは三笘薫、堂安律、中村敬斗、伊東純也という日本が誇るウイングバックの攻撃力が目立ちましたよね」
――最終予選でゴールを量産していたこともあり、アジアで引いてくる相手を倒すための変更だと考えていました。
「もちろん、その側面はあります。ただ、もう1つの狙いが、相手のロングボールに対抗するためでした。アジアカップではイランやイラクのロングボール攻撃に苦しんで敗れました。CBの選手を3人起用し、守備で押し込まれたときに5バックになる形にしたことで、ロングボールに対応できるようになった。
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今回、試合前に板倉滉選手、渡辺剛選手にその点について伺いましたが、やはり、3バック導入によってロングボールへ対処しやすくなったことを話していましたね」
運動量と“前線の選手出ずっぱり”問題が
――なるほど。後半に受け身となる時間帯が増えてしまった、もう1つの原因を教えてもらえますか。
「運動量じゃないですかね。初戦のオランダ戦に向けた準備や長距離移動、湿度の高いメキシコ・モンテレイでの試合があり、思った以上に選手が疲弊していました。それなりの負荷がかかり、選手たちも疲労を感じていますね」
――だから、ミムラさんはスウェーデン戦スタメンで大幅入れ替えを予想していたのですね。
「もちろん、あれは理想論ではありましたが。休息の時間を与えられたといえるのは佐野海舟選手と冨安健洋選手、そして渡辺剛選手くらいですよね。彼らのような守備的な選手の出場時間をコントロールできたのは良いかと思います」
――その一方で攻撃的な選手は試合に出ずっぱりの印象があります。3試合の出場時間と出場時間率をまとめてみました。
鎌田大地:253分(94%)
中村敬斗:244分(90%)
上田綺世:234分(87%)
堂安律:216分(80%)
「スウェーデン戦、堂安選手は右シャドーでの起用でした。とはいえ中村選手を含めて、運動量が求められるウイングバックの2人の出場時間をコントロールできなかったのは痛手といえます」
――なるほど。
「あと、フレッシュな状態にある鈴木唯人選手、後藤啓介選手、鈴木淳之介選手らが出場しなかったのは意外でした。彼らを長時間起用できればオプションも増えると思うのですが、グループステージでそれぞれ1試合、短時間の出場にとどまりました。とはいえ個人的には森保監督が、決勝トーナメントで強気の選手交代に打って出ることを期待しています」
それでもゴールシーンは各選手の個性が出た
――このスウェーデン戦、収穫はありましたか?

