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大阪桐蔭の天才エース・前田悠伍の今「プロ3年目で活躍しないと終わり」ソフトバンク現地記者が目撃した“取材中の様子”「こんな20歳なかなかいない」 

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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posted2026/06/25 17:03

大阪桐蔭の天才エース・前田悠伍の今「プロ3年目で活躍しないと終わり」ソフトバンク現地記者が目撃した“取材中の様子”「こんな20歳なかなかいない」<Number Web> photograph by KYODO

今季、プロ3年目にして本格開花の気配を漂わせている前田悠伍

 続く登板となった21日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)でも7回まで投げた。そして被安打5で無四球無失点と前回を上回る好内容で5勝目を挙げたのだった。

「自分の中でも長いイニングを投げることに慣れてきました。以前は5回が精一杯でしたが、ヤクルト戦で7回行けたことで、日本ハム戦ではそんなに疲れも感じなかったのです」

「3年目で活躍しないと終わり」

 勝ち星5つはチームで2番目だ。今季のソフトバンクは先発陣の台所事情が苦しく、小久保監督も「(首位の)西武を追いかけるには先発の軸をつくっていく必要がある。(チームトップ7勝の大津亮介に)次ぐ投手があと2、3人出てこないと」と渇望する中で、前田悠がその一番手に名乗り出るところまで来ている。

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 高校時代から「完成度が群を抜いている」と言われ、明治神宮大会やセンバツ制覇の原動力となり、高校日本代表として出場したU-18W杯でも世界一となった。プロ入り後は「特別育成プログラム」が組まれ、土台づくりと実戦経験を並行して行い、1年目から一軍で先発としてデビューも果たした。2年目は二軍でプロ野球ファーム記録に並ぶ46回2/3連続無失点と無双。そして一軍ではプロ初勝利を飾った。

 この3年目に突入する前、前田悠はこんなことを言っていた。

「ここまでめちゃくちゃ早いなと思います。3年目も、きっとすぐに終わってしまうんだろうなと。20歳になり、より責任というのも芽生えてきているので、3年目で活躍しないと終わりだなというか、ズルズルいっちゃうって思う。やっぱり勝負だなっていうのは個人的には思っています」

 そしてこの成績だ。これだけを見れば順風満帆な成長曲線に映る。

 しかし3年目の今季は、じつは波乱のスタートを切っていた――。

〈つづく〉

#2に続く
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