最強代理人が見たW杯BACK NUMBER
“日本代表最年少”21歳塩貝健人の強気宣言「W杯で活躍して、ビッグクラブへの移籍を勝ち取りますよ」…代理人に届いた「うちに来る気はあるか?」W杯移籍市場のウラ側
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAFLO
posted2026/06/25 11:10
“日本代表最年少”の塩貝健人(21歳)
かつて「スポーツ360」の顧客であったトニ・クロース(現「スポーツ360」役員)は、2014年W杯でドイツ代表の主力として優勝を果たし、レアル・マドリーへの移籍を勝ち取りました。
顧客ではありませんが、コロンビア代表のハメス・ロドリゲスも2014年W杯で活躍してレアル・マドリーへの移籍を実現させた選手です。
選手にとってW杯は最高のショーケースのひとつなのです。
「眠る時間がない」代理人の1日
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このように移籍市場が動いているため、W杯視察中もヨーロッパや日本と頻繁に連絡を取る必要があります。また、「スポーツ360」の幹部ミーティングが週1回のペースであります。
今大会はアメリカ、ヨーロッパ、日本という3つのタイムゾーンで仕事をしなければならない難しさに直面しています。試合やミーティングの移動もあるため、睡眠時間は毎日3、4時間。昼寝をしようとしても、すぐに電話が鳴ります。ヨーロッパにいるときに日本時間を意識しながら生活するのには慣れていましたが、寝られない生活です。
ただ、やはりW杯は特別な大会です。疲れを感じないと言ったら嘘になりますが、エクストラの力が湧き出てきて疲れが一切気になりません。選手の活躍のために少しでも貢献したいという一心で仕事をしています。
ちなみにドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督も「スポーツ360」の顧客で、サシャ・ブレーゼ社長が38歳の若き指揮官をサポートするためにW杯に来ています。
サシャ社長と電話で話していたところ、こんなふうに言われました。
「マサヤ、休むことも大事だぞ。少しは息抜きしろよ」
このときサシャ社長はドイツ対コートジボワール戦視察のためにトロントにおり、ちょうどサイクリングをしているところだったそうです。社長はオンとオフの切り替えもうまく、多少の観光を楽しんでいる様子でした。
個人的に息抜きをしたいという感覚はあまりないのですが、あえて言えば、食事がリフレッシュのひとつになっているかもしれません。ダラスではテキサスバーベキュー、メキシコではタコスを堪能しました。
「それは違う。日本には日本の型があるだろう?」
また、日本と関係ない試合の観戦もリフレッシュと言えるかもしれません。
チュニジア戦後にダラスに戻り、菅原選手や塩貝選手の個人コーチを務めているアルゼンチン人のフェリックス・ダルマスとアルゼンチン対オーストリアを観戦しました。
フェリックスが試合を見た帰り道でこうつぶやきました。
「W杯では各国の型がある。戦い方がその国を表現する。アルゼンチンの選手は守備では球際でガツッと体をぶつけて闘い、攻撃ではワンチャンスをものにする。汚いという人もいるかもしれないが、これがアルゼンチンの型なんだ」
私が「日本ももっと球際ぶつかって、激しく戦わないとね」というと、フェリックスは「それは違う。日本には日本の型があるだろう?」と言いました。
それを聞いて、ふと思いました。「日本の型はなんだろう?」と。
すぐに頭の中に浮かんだのは、日本代表が今回のW杯で見せている戦い方です。
オランダ戦ではしぶとく粘って守備をし、チュニジア戦ではボールを動かしてチームとして相手を崩しました。団結力、組織力、そして日本人の和が融合し、ピッチで発揮されたと思います。
サポーターもその一助になっています。スタジアムを綺麗にして帰っていく日本人の美徳はピッチのオンオフ両方で世界に大きなインパクトを残していると思います。
今大会で「日本の型」と言えるものがさらに浮かび上がってくるのではないでしょうか。
ただし、まだ2試合を終えたにすぎません。スウェーデン戦でいいパフォーマンスをし、決勝トーナメントからが本番です。新たな歴史を築くために、日本代表を共に応援していきましょう!
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