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「今の日本記録では物足りない」800m日本新記録連発の落合晃19歳が実は駒澤大1年目に苦労していたわけ「陸上一本に集中するのが難しくて…」
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佐藤俊Shun Sato
photograph byJIJI PRESS
posted2026/06/21 06:05
800mで日本新記録を連発し注目の落合晃(駒澤大2年)がロングインタビューで語った、1年目の意外な苦労とは
落合のしんどさは、1年生選手であれば、多くが経験することでもある。
授業と練習と寮生活はワンセットだが、なかでも寮生活は、高校まで自宅生だった場合、慣れるのにけっこう時間がかかるケースが多い。寮にはルールがあり、与えられた仕事があり、先輩もいる。1年生の場合、やはり3・4年生とは多少距離があり、どうしても気を遣うのが普通だろう。自分の時間を作るのが難しく、気が付いたらベッドの中、という毎日が慣れるまでつづく。
「相部屋の桑田(駿介/現3年)さんにはすごく良くしてもらいました。優しい先輩で、Ggoatでも練習しているので安心感がありました。オフの日は、寮にいるとどうしても気が張ってしまうので、ときには気晴らしに外に出ていました。温泉が好きなのでスパに行ったり、同級生と買い物とかに出かけたり」
総監督にとっても初めてのミドルの指導
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競技面でも試行錯誤の毎日だった。
落合は、大八木弘明総監督が指導するランナー集団のGgoatで練習をしている。チームには10000mの日本記録保持者の鈴木芽吹を始め、田澤廉、篠原倖太朗らOBがおり、学生では桑田が所属しているが、彼らは基本的に長距離がメインで、ミドルの選手は初めてだった。
「練習は高校時代のメニューをベースにしていましたが、総監督も800mの指導は初めてということで、実質、一からのスタートでした。総監督とコミュニケーションを取りながら練習を進めていくのですが、最初はあまり自分の考えとかは言えなかったですね。総監督にまだ慣れていなくて、ちょっと怖いなっていうのもあって(笑)。今は、キツいです、とか言えるようになったんですが、最初は言われるままに練習をしていました」
大八木総監督は、長距離選手の指導経験が豊富で、駅伝でも個人種目でも結果を出してきた。落合の指導についても「この年齢になって違うジャンルの選手を育てる楽しみができた」と意欲的だった。
ミドルの指導は初めてだが、長距離指導のノウハウを活かせないわけではない。持久力向上のための有酸素運動を取り入れつつ、海外の練習メニューやミドルのトップ選手の情報を得ながら練習を組み立てていった。

