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「日本は、もう番狂わせを起こせない」? W杯オランダ戦を報じた開催国・米メディアから消えた“ある単語”「まるで映画のような後半だった」
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一野洋Hiroshi Ichino
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/16 17:14
サッカー北中米W杯の初戦で強豪・オランダと引き分けた日本代表チーム
日本がノルウェーより上に置かれた理由は明確だった。2026年3月の国際親善試合でイングランドを撃破したこと、プレミアリーグのチームのように前線からプレスをかけられること、そして三笘薫というスター選手を負傷で欠いても、チームとして戦える選手層と組織力があること。
つまり日本は、特定の個人に依存するチームではなく、組織として強いチームだと見られていたのだ。
オランダ戦は、その評価を裏付ける90分でもあった。
米メディア「まるで映画のような後半」
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今大会の米国内放映権(英語)を持つ『FOX Sports』は、ウェブ上で試合の経過をリアルタイムで伝えるオランダ対日本のライブブログの中で、終盤の鎌田の同点弾を「名勝負を締めくくるゴール」と表現した。スコアレスで折り返した前半から一転、後半に両チームが2点ずつを奪い合った展開を「まるで映画のような後半だった」と伝えている。
興味深いのは、日本の位置づけだ。『FOX Sports』はオランダと日本を「グループFの2つの有力候補」として紹介している。ライブブログでは、鈴木彩艶のセーブ、中村の同点弾、鎌田の劇的ゴール、さらに試合後もスタンドの清掃を続ける日本サポーターの姿まで取り上げた。日本は「強豪オランダに挑む伏兵」ではなく、グループFの主役の一角として追われていた。
米メディア『SB Nation』も、この試合を最後まで目の離せない一戦として伝えた。
単なる2対2では説明しきれない試合、という見立てである。記事では、オランダと日本をともにFIFAランキング上位20カ国の対戦として位置づけ、グループリーグ初戦でありながら、「まるで準々決勝のような緊張感があった」と伝えている。
英紙『The Guardian』も、鎌田の後半43分の同点弾を軸にこの一戦を「高水準で、最終的にスリリングなグループFの試合」と表現した。さらに、日本について「近年のワールドカップで優れたチームであり続けている」と記している。

