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「1番がいい仕事をしてくれた」”打者・大谷翔平”に感謝する”投手・大谷翔平”…二刀流で日米史上初の快挙に「全部は勝てる確率を高くするための戦略」
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石田雄太Yuta Ishida
photograph byYukihito Taguchi
posted2026/07/01 06:01
パドレス戦の1回表に初球を8号ホームラン(右)。投げては5回無失点で4勝目を挙げたドジャース・大谷翔平
そもそも大谷が先発ピッチャーとしてプレイボール直後の初球、先頭打者ホームランを打つためにはビジターゲームでなければならない。栗山もそこまでイメージして福岡でこの切り札を切ったわけではなかったのだが、今年はサンディエゴ、10年前は福岡で、今度は大谷が栗山の期待を超えて、そんな離れ業をやってのけたのである。
NPB史上初の快挙後、大谷が語ったこと
あれは、今を遡ること10年――プレイボールがかかって5秒、大谷のバットがゲームの初球を捉えた。1番、ピッチャーとして1回表のバッターボックスに入った大谷は、ホークスの中田賢一が投じた124kmのスライダーを右中間スタンドへ放り込んだ。先発ピッチャーによる1回表、初球の先頭打者ホームラン――NPB史上初の“快挙”である。福岡での試合後、お立ち台に上がった大谷はこう話していた。
「なるべく立ち上がりに疲れないよう、ゆっくり(ベースを)回りました」
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10年前、ファイターズの大谷は初球を捉えてからホームベースを踏むまでに約24秒をかけている。そして今年、ドジャースの大谷が放った先発ピッチャーによる初球、先頭打者ホームランもまた、ホームベースを踏むまでに約24秒をかけていた。今年の大谷はこうも話している。
「セーフになれるところは一塁へセーフになりに行くんですけど、投げているときというのは、たとえば最終打席であったり、あと残り1、2イニングというところではそこ(打ったあとの走塁)に注ぐより次の回(のピッチング)に集中したほうが勝てる確率が高いと思うので……全部は勝てる確率を高くするための戦略であり、1打席1打席ということかなと思います」
あくまでも、試合に勝つためのチームの「戦略」としての二刀流――その起用に応えるために、2人の大谷は進化と準備を怠らない。ただ、その2人は“同い年”ではない。
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