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「日本は強豪相手ならサプライズを起こせる。しかし…」トルシエが警戒する日本代表の“弱体化”「スウェーデン戦には罠が仕掛けられている」 

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田村修一

田村修一Shuichi Tamura

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photograph byAsami Enomoto

posted2026/06/12 17:02

「日本は強豪相手ならサプライズを起こせる。しかし…」トルシエが警戒する日本代表の“弱体化”「スウェーデン戦には罠が仕掛けられている」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

果たして日本は大会を通じて力を見せ続けられるか。トルシエがその戦いの課題を予測する

「たしかに難しい。48チームの大会なら多少簡単になると思ったが、全然そんなことはない。グループリーグを突破しても待っているのは32チームの戦いだ。前回までの16チームではない」

日本は継続的にパフォーマンスを発揮できるのか

——日本はくじ運に恵まれませんでした。それが今大会の現実ですが、他方で日本はひと試合だけのサプライズではなく、大会を通して継続的に力を発揮し続けられる地力をつけたと思いますか。

「答えはウィとノンだ。私の印象では、南野と三笘はチームの50%だ。彼らがいるといないとでは、W杯に臨む日本チームの姿はまったく変わってしまう。それは誰もが感じていることだろう。そしてチームに自信を与えることができる選手は、コンディションが100%ではない選手たち——遠藤と冨安、長友だ。彼らがチームにいくばくかの希望をもたらす。

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 若い選手たちにはそこまでできない。たしかに若手も悪くはない。エネルギーに満ち溢れてダイナミックに動き、計算を度外視したパフォーマンスを見せる。しかし彼らが継続的にパフォーマンスを発揮できるとは思わない。

 日本が世界のどんな強豪に対しても、ひと試合であるならば最高のパフォーマンスを発揮できるのは間違いない。しかしそれを継続的に行えるかとなると、選手層の厚さが十分とはいえない」

——あなたの不安はそこにあるのですね。

「そうだ。昨日の試合からは何も導き出せないにせよ、私が感じたのは日本代表の弱体化だ。チームにはパーソナリティがなく、まるで子供の集団のようだった。何をすればいいのかわかっておらず、それぞれが自分のやりたいようにやっていた。そこにはプレーのアイデンティティがまったく感じられなかった。

【次ページ】 強豪以外の相手との試合に罠がある

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