サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「ジュンは図太い」「ボソボソ話すのは変わらない(笑)」日本代表22歳DFを恩師も久保建英も絶賛…「まだ怖いもの知らずだと」鈴木淳之介がW杯へ語った決意
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byGetty Images/Pat Elmont - FIFA
posted2026/06/13 17:03
22歳で初のW杯に臨む鈴木淳之介。本人や恩師の言葉から知る、急成長のプロセスとは
「正直、言葉はなんとかなりますね。最初は苦労しましたけど、通訳の方もいましたし、何とかなった(笑)。代表選手や元代表が集まるチームなので、技術レベルは高いし、対戦相手もすごく魅力的なチームが多くて、そういう意味でもいい移籍だったと思います」
評価を高めるきっかけにもなったチャンピオンズリーグでのプレーについては「想像はしていましたけど、やっぱり鳥肌が立つ舞台でしたね。まず雰囲気が全然違いますし、スタジアムも相手もモチベーションが高い。相手のレベルも高かった」と振り返った。とくに印象深かったのは敵地で戦った4節のトッテナム戦だという。
「個人としてもチームとしてもしっかり差を見せつけられました。中2日の5連戦目くらいで肉体的にすごくしんどかったんですけど、やってやろうと思っていて。でもすごく差を感じて、上には上がいるなと」
そこにストレスを感じることはありません
ADVERTISEMENT
一方でホームの3節ドルトムント戦では右サイドバックでCL初先発を果たし、クロスで初アシストを記録。5節のFCカイラト戦では同じく右サイドバックでチームの初勝利に貢献している。そして6節のビジャレアル戦ではセンターバックで先発。敵地で連勝を飾る原動力になった。
「海外に行って、自分のプレースタイルを出しやすい状況がさらに増えたと感じています。相手がハイプレスに来てくれればくれるほど、剥がしやすいので。そこにストレスを感じることはありません。どんな相手でも、自分がやるべきことは変わらないですね」
初めての海外挑戦に気後れすることはなかったのかと尋ねると、プレー中と同じように涼しい顔で答えた。今の淳之介はどの舞台でも自分を出せる、そんな選手に成長している。
シーズン終了後、コペンハーゲンのファンが選ぶ2025ー2026シーズンのMVPに選出された。チーム事情に合わせてサイドバックでもセンターバックでも、数は限られたがボランチでもプレーした貢献度が高く評価された証だろう。海外初挑戦のシーズンもまた、キャリアで培ってきたその多才なスキルと動じない性格が生かされた。中学や高校、そしてプロ初年度に苦労したのはすでに過去の話。新しい環境に適応する能力も、磨いてきた。それがどんなレベルでもあっても、だ。
ボソボソ話す感じ…昔から変わらないな(笑)。
とはいえ、教え子の成長を見つめるFC DIVINE時代の恩師、青井健氏はそれでもパーソナリティーが変わっていないと指摘する。

