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「出し切った感はなかった」800mで衝撃の“2試合連続日本新記録”…日本中距離界の新星・19歳の落合晃はなぜ伸び続けるのか? その「納得のワケ」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph byAFLO
posted2026/06/07 06:01
5月に出場した2試合でともに日本記録を更新した男子800mの落合晃(駒大2年)。従来の記録を1秒以上更新する大躍進だった
2年前の夏、滋賀学園高の3年生だった落合は、インターハイ決勝の舞台で1分44秒80の当時の日本記録を打ち立てて連覇を飾った。女子では1学年下の久保凛が日本女子で初めて2分の壁を破って日本記録を打ち立てたばかりの頃で、男女そろって高校生が800mの日本記録保持者となり、中距離の新しい時代の幕開けを予感させた。
大学は“駅伝の超名門”に進学の異例
“世界で戦いたい”という志を持った落合が、高校卒業後に進んだのが、大学駅伝の名門として知られる駒澤大学だった。そして、大八木弘明総監督が立ち上げたGgoatに加入。中距離を専門とする選手が駒大に進学するのは異例ともいえた。
長距離選手の育成に定評のある大八木総監督にとっても、中距離走者の指導は試行錯誤の連続だったのではないか。
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そんな落合の大学1年目はアジア選手権(5位)、ワールドユニバーシティゲームズ(準決勝敗退)、東京世界選手権(予選敗退)と国際大会で日の丸を付けたものの、なかなか納得のいく結果を残せなかった。また、コンスタントに1分45秒台をマークし、アベレージこそ上がっていたものの、結局高校時代にマークした日本記録は更新できなかった。誤解を恐れずに言えば、足踏みしているようにも見えていた。
だが、その見方が誤りであったことを、今季の落合自身が結果で証明して見せた。
では、何がその飛躍を生んだのだろうか?
<次回へつづく>

