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「ゾンビたばこ」有罪確定・羽月隆太郎とは何者だったのか? 広島を幾度も救った“神走塁”を伝授したのはあの盗塁王「周東さんが思い切り行け、と」 

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赤坂英一

赤坂英一Eiichi Akasaka

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photograph bySankei Shimbun

posted2026/06/05 11:01

「ゾンビたばこ」有罪確定・羽月隆太郎とは何者だったのか? 広島を幾度も救った“神走塁”を伝授したのはあの盗塁王「周東さんが思い切り行け、と」<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

「ゾンビたばこ」問題で有罪が確定した羽月隆太郎とはいかなる選手だったのか。彼が希望の星として輝きを放っていた時期を検証する

 今年1月、羽月は「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして医薬品医療機器法違反の罪で逮捕され、2月に起訴された。これを受けて、カープ球団はただちに羽月との契約を解除している。5月15日、羽月が初公判で罪を認めたため即日結審し、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決が下された。

 羽月は被告人質問で、昨年3月末から4月頃の東京遠征の際、先輩に紹介された知人と行ったバーで初めてエトミデートを吸引した、と証言。自分の他にも使用しているカープの選手がいたので大丈夫だと思った、と語った。

 羽月の爆弾発言に、カープは揺れた。

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 鈴木清明球団本部長は全選手に対して聞き取り調査を行うと表明したものの、結果は公表しないとコメント。すると、羽月はさらに、エトミデートの使用者がカープには自分を含めて6人いたこと、使用に至った要因にチーム内の陰湿な“イジメ”があったことを、TikTokのライブ配信で明かした。

小園海斗と同期入団

 去年までのいっとき、グラウンドを走る赤い閃光だった羽月の姿は、今や遠い昔の光景のように思える。

 羽月は2018年秋のドラフト7巡目で神村学園高等部からカープに入団した。プロ野球選手としては最も小柄な部類に属する168㎝、73㎏。本人も体格的なハンデは意識していたらしく、学生服姿で臨んだ入団会見でこう話している。

「一日も早く一軍で活躍して、体の小さい子供たちに、体が小さくてもここまでできるんだ、というところを見せたいです」

 ちなみに、ドラフト1位は4球団競合の末、報徳学園高校からプロ入りした同い年の小園海斗。こちらの条件が契約金1億円プラス出来高払い、年俸800万円だったのに対して、羽月は契約金2500万円、年俸450万円(金額は推定)。当時はまるで目立たない存在だったが、九州地区担当の田村恵スカウト部長は、地元メディアの取材に期待のほどをこう述べている。 

【次ページ】 いずれは菊池涼介の後継者に……

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