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「モリタ落選もそれで説明できる」「ミトマのケガは本当に悪い知らせ」トルシエが語るW杯日本代表選考「決断を信頼すべき」森保監督が優先した課題とは
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byJFA/AFLO
posted2026/05/30 06:14
日本代表監督という重責を担った共通点があるからこそ、トルシエは森保一監督の決断に敬意を示した
「前回大会のドイツ戦やスペイン戦でも、それは日本の大きな武器だった。スコットランド戦でも威力を発揮したが、あの試合には三笘がいた。とりわけスコットランド戦で感じたのは、あらゆる日本の攻撃のポテンシャルだ。
森保のコーチングは、常に思いもよらない驚きをわれわれにもたらす。彼を信頼すべきだし、彼は自分のグループに何ができるかをよくわかっている。そして選手をしっかりと把握している。そこにあるのは強固な信頼関係で、だからこそ森保には信用が置ける。
守田の落選も、それで説明ができるのかもしれない。実際のことはうかがいしれないが、選考は心理的な問題だったのかもしれない。いずれにせよこのチームには信頼を置いて、森保を支持していくべきだ」
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――小さな驚きはあったものの、森保の選択は理にかなっているということですね。
「最も大きな驚きは三笘の落選だ。南野が難しいのは誰もがわかっていた。しかし三笘に関しては、これ以上はない悪い知らせだった。守田と藤田に関しても、監督の立場で見たら戦術的には驚きだった。しかし森保は、そこを踏まえて敢えて決断した。そして彼は、これまでわれわれに嬉しい驚きを幾度となくもたらしてきた」
アイスランド戦もテストの場にするかも
――その点については、アイスランド戦で確認したいです。彼が何を考えて選手たちを選んだかが明らかになるでしょうから。
「しかし彼はアイスランド戦もテストの場にするかもしれない。それにアイスランド戦は、W杯前に日本のサポーターの前で戦う最後の試合だ。チームや選手はサポーターに最後の挨拶をし、サポーターはチームに最後の直接的なエネルギーを与える。アイスランドが簡単な相手と言うつもりはないが、より象徴的な意味合いの強い試合だ。
もちろん日本の勝利を願っているが、これから戦いに臨むチームを送り出す出陣式でもある。その試合で、森保がチームのすべてを露わにすることはないだろう。サポーターへの最後の挨拶の場で、本番における戦いの一端を披露することはない」
――確かにその通りです。日本の真の姿は、オランダ戦で明らかになるわけですね。メルシー、フィリップ。〈つづきは下の【関連記事】第1回へ〉

