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「男子はラグビー部に入れるのに、なぜ女子は…?」伝統校で感じた素朴な疑問…早大女子が“わずか2年”で大躍進 創部までの“苦難の軌跡”を振り返る 

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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photograph byNobuhiko Otomo

posted2026/05/31 06:03

「男子はラグビー部に入れるのに、なぜ女子は…?」伝統校で感じた素朴な疑問…早大女子が“わずか2年”で大躍進 創部までの“苦難の軌跡”を振り返る<Number Web> photograph by Nobuhiko Otomo

創部2年で初タイトルを獲得するなど躍進を続ける早大女子ラグビー部のここまでの軌跡を振り返る

 だが、生まれたばかりの早大ラグビー部女子は歩みを止めなかった。

高校トップ級の選手が続々チームに加入

 全員3年生以下で活動を始めたチームは戦力ダウンなく2年目に突入。そこに高校時代に女子ラグビーのトップレベルを経験した選手たちが続々と加わり始めた。全国U18女子セブンズ優勝の関東学院六浦からは高橋あいり・みひろの双子姉妹が加入。

 尾久土(おきゅうど)栞(京都成章)と萩田未来琉(みくる)(麗澤)は、高3の12月にニュージーランドで開かれた国際大会「Global Youth Sevens2024」でニュージーランド、オーストラリアを連破して優勝を飾った「Japan Sevens Development Squad」のメンバー。日本一と世界一が2人ずつ加わったのだ。

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「私はもともと、大学は早稲田に行きたいな……と思っていたんです。それまでも、早大へ行ってクラブチームでプレーしている先輩がいましたし。でも、高3になるタイミングで早稲田に女子チームができた。早稲田へ行きたいという背中を押してもらえた感覚でした」

 そう明かすのは、大学1年のシーズン途中から7人制日本代表「サクラセブンズ」の合宿に招集され、3月のワールドシリーズバンクーバー大会で、早大ラグビー部女子部初の日本代表キャップを獲得する尾久土だ。その尾久土は、「早稲田の環境が自分を成長させてくれた」と話す。

「チームの半分くらいが大学からラグビーを始めた初心者なので、高校まで使っていたラグビー用語、フレーズとか、当たり前と思っていたことが通じないんです。いちいち言語化して、やりたいこととその意味、狙いを伝えないと理解してもらえない。でもそれが良かった。アウトプットする力、コミュニケーション力が身につきました」

 尾久土たちが加わった2025年度、チーム誕生から2年目のシーズン、赤黒女子たちは着実な進歩をみせた。前年、12チーム中最下位に終わった大学セブンズでは11チーム中4位に躍進。

 太陽生命シリーズへの昇格をかけた大会方式には変更が加えられたが、そのチャレンジャートーナメントで、前年は完敗した弘前サクラオーバルズを下し、日経大には敗れたものの3位となって8月の入替戦へ進出。入替戦では太陽生命シリーズ(上部大会)9位の横河武蔵野アルテミ・スターズに2戦2敗で昇格はならなかったが、それぞれ7点差、10点差という善戦だった。

【次ページ】 大会で初タイトルを獲得…続く女子ラグビー部の躍進

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