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「(復帰は)もう、無理だな」大和38歳が初めて明かす“生体腎移植の大手術”「驚いた。ガリガリでしたから…」プロ野球を離れるまでの“誰も知らない舞台裏”
posted2026/06/01 11:03
DeNA退団後に大手術を経験し、現在は公立校のインストラクターとして野球界に携わる大和さん
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph by
Hideki Sugiyama
◆◆◆
大和は2025年1月9日、生体腎移植の手術を受けた。7、8時間にも及ぶ大手術だった。
すでにデント病という診断が下されていたとはいえ、病院の見立てではまだ手術に急を要している段階ではなかった。
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現役続行の可能性を探るために、できるだけ早く手術を終えたい。そんな大和の願いが尊重された形だった。
「これで野球ができるようになるのかな」
日本では生体腎移植のドナーは自発的に腎臓を提供する意思がある患者の親族に限定される。さらに拒絶反応を防ぐために血液や各機能の数値も厳重に検査される。それらの条件がすべてクリアになって初めて、手術が認められる。
大和の場合は親族の1人が以前から提供の意思を表明していたこともあり、スムーズに手術へ進むことができた。
当日はドナーの腎臓2つのうち1つが摘出され、大和に移植された。長時間に及んだ手術は無事、成功した。大和の腎臓はそれまで人工透析が必要になる手前まで状態が悪化していたが、術後は数値が一気に改善した。手術終了直後の痛みも少なく、自室に戻ってすぐにスマートフォンを触っていると、「そんなに元気な人はこれまでいませんでしたよ」と看護師に驚かれた。
「手術が終わってからも、ホッとしたというよりは、これで野球ができるようになるのかな、どうなのかなということばかり考えていました」
1月下旬には異例のスピードで退院。このまま順調に回復できれば、本当に現役復帰への道が開けるかもしれない。希望に胸を膨らませて迎えた3カ月後の検診で、大和は厳しい現実を突きつけられることとなった。

