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「これくらいは行けると思っていた」大迫傑の“日本記録超え”で注目…「昨季までは無名」ナゾの学生ランナーがなぜ覚醒?「下級生の頃は腐っていて…」

posted2026/05/22 06:02

 
「これくらいは行けると思っていた」大迫傑の“日本記録超え”で注目…「昨季までは無名」ナゾの学生ランナーがなぜ覚醒?「下級生の頃は腐っていて…」<Number Web> photograph by Satoshi Wada

ゴールデングランプリ陸上の男子3000mでそれまでの日本記録を上回るタイムをマークした城西大4年の柴田侑

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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Satoshi Wada

 5月17日に開催されたセイコーゴールデングランプリは、東京2025世界陸上2冠のノア・ライルズ(アメリカ)や桐生祥秀(日本生命)らが出場した男子100mがトリを飾り、大会を盛り上げた。

 注目種目は午後のセッションに集中したが、テレビ放送やライブ配信が始まる前の午前中にもエキサイティングなレースがあった。

 それが男子3000mだ。この種目で実に12年ぶりの日本新記録が誕生した。

「12年ぶり日本新記録」の立役者は?

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 男子3000mはオリンピックや世界選手権では実施されないが、5000mを主戦場とする選手を中心に、多くの長距離ランナーがメイン種目に向けたステップレースとして挑む種目でもある。しかしながら2014年に大迫傑(現・LI-NING)が打ち立てた7分40秒09という従来の日本記録は、長らく破られることがなかった。

 新たな日本記録保持者となったのは、7分38秒98で優勝した森凪也(Honda)だ。さらには、2位の井川龍人(旭化成)と3位の柴田侑(城西大4年)も従来の記録を上回り、日本歴代1~3位に名を連ねた。

 このハイレベルなレースで、ひときわ目を引いたのが、3位に食い込んだ柴田だった。

 昨年の東京2025世界陸上代表の森、日本選手権5000mを制した井川といった日本のトップランナーを相手に、一歩も引くことなく、堂々としたレースを見せた。

 最大の見せ場は2000mに差し掛かった場面だ。

「余裕があったのと……ちょっと興奮して前に出ちゃいました」

 それまでも積極的に前方でレースを進めていた柴田は、ペースメーカーのリチャード・エティーリ(東京国際大)が役割を務め上げてコースアウトすると、すかさず先頭に立った。井川や塩尻和也(富士通)も前に出ようとするが、勝ち気な柴田は譲ろうとはしなかった。

【次ページ】 昨季まではほぼ無名も…突然の急成長

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