テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「死球の痛みはあると思うが」大谷翔平の状態をロバーツ監督が語った翌日…「打順に名前がない」ドジャース初“投手専念”テレビに映らない裏側
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byJIJI PRESS
posted2026/05/01 06:05
今季ここまで、投手専念のケースが2度あった大谷翔平。連続出塁記録の定義なども“異例の扱い”となる
前日に右肩甲骨付近に死球を受けたが、ロバーツ監督は「特に心配はしていない。死球の影響で痛みはあると思うが、大きな問題ではない」と強調。予定通り15日のメッツ戦で今季3度目の先発に臨むことを明かした。
試合前にはキャッチボールで最終調整。15日は全球団の選手が背番号42を着用する「ジャッキー・ロビンソン・デー」で同日の登板は自身初めてとなる。
ジャッキー・ロビンソンの偉大さを称える恒例行事
《4月15日ドジャースvsメッツ(ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム)◯8-2》
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午後1時。いつもより1時間早く球場はメディアに開放された。この日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、ジャッキー・ロビンソンさんを称える毎年恒例のセレモニーが中堅後方の広場にある同氏の銅像の前で開催された。
午後2時が近づくと、背番号42のユニホーム姿でブルックリン時代の「B」のロゴ入りの帽子を被った各選手、首脳陣が続々と集まってきた。先発投手の大谷らは準備のため不在だったが、対戦相手のメッツのナイン、首脳陣も訪れた。
ロバーツ監督はこうスピーチした。
「今の環境に感謝することは大事だが、我々は皆、ジャッキーが払った犠牲の恩恵を受けている。だからこそ、きょうはジャッキーが毎日そうしていたように、情熱を持ってプレーしてほしい」
私を含む日本メディアがこうして取材できているのも、ジャッキ―・ロビンソンさんの取り組みや功績のおかげだ。ジャッキー・ロビンソンさんの銅像には、生前に語った名言として「A life is not important except in the impact it has on other lives.」(人の人生は、他者の人生にどれだけ影響を与えたかを除いては、重要ではない)という言葉が記されている。
投手専念…こんなに早く巡ってくるとは
白人中心の米国社会で人種差別が色濃く残っていた1947年4月15日にブルックリン・ドジャースでデビューし、差別とも闘いながら同年に初代新人王に輝いた黒人初の大リーガーだ。私もメディアの一人として、初心を忘れず、周囲への感謝の気持ちを忘れてはならないと改めて感じるひとときとなった。

