メジャーリーグPRESSBACK NUMBER

「“賭け”は正しかった」ホワイトソックス・村上宗隆の現地リアル評…打率低調でも「大谷超え」の“ある数字”とは? 米メディアが意外な高評価のワケ

posted2026/04/22 06:01

 
「“賭け”は正しかった」ホワイトソックス・村上宗隆の現地リアル評…打率低調でも「大谷超え」の“ある数字”とは? 米メディアが意外な高評価のワケ<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

打率は低調、三振数も多い一方で、本塁打は量産しているホワイトソックスの村上宗隆。極端な成績に米メディアはどんな評価を下しているのか

text by

一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

PROFILE

photograph by

Nanae Suzuki

 開幕から3試合連続本塁打――衝撃的なスタートだった。

 だが、その熱狂はすぐに冷めてしまう。4月は12日までの11試合でわずか3安打。三振は多く、打率は急降下した。

 それでも、シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆は再び打ち始める。

ADVERTISEMENT

 現地4月17日(日本時間4月18日)から敵地で始まったオークランド・アスレチックスとの3連戦。初戦の満塁本塁打を皮切りに、再び3試合連続でフェンスを越えた。しかも、98マイルの速球を打球速度114mphで弾き返した431フィート(約131m)の特大グランドスラムは、メジャーでも限られた打者しか到達できないレベルのものだった。

 この“波”をどう見るべきか。

 単なる好不調の揺れなのか。それとも、メジャーという環境に順応しつつある過程なのか。アメリカのメディアは、後者として捉えている。MLB公式サイトでホワイトソックスを担当するスコット・マーキン記者は、村上についてこう記している。

「開幕直後の称賛を受けながらも、彼は自身の課題と改善プロセスに集中している。球団史上初となるデビューから3試合連続本塁打を記録し、選球眼の良さも示した。必要とされていた本格的なパワーの供給源になり得る存在だ」

米老舗メディア「賭けは正しかった」

 さらに、アメリカで140年の歴史を誇る老舗メディア『スポーティングニュース』も同様の視点を示している。

「リーグの多くの球団は、彼がコンタクトできるかを懸念していた。しかしホワイトソックスは賭けに出た。そして現時点では、その賭けは正しかったように見える。長打力だけでなく、四球を選び、ストライクゾーンをコントロールできている」

 また、米メディア『スポーツ・イラストレーテッド』も、低迷する打線の中で村上を「数少ないポジティブな要素」と位置づけ、「三振は波のように増減するが、すでに投手は勝負を避け始めている」と指摘している。

【次ページ】 MLBで重視される「Three True Outcomes」

1 2 3 NEXT
#シカゴ・ホワイトソックス
#村上宗隆
#カイル・シュワーバー
#大谷翔平

MLBの前後の記事

ページトップ