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WBCベネズエラに新事実…じつは拒否していたメジャー球団「ウチの投手を投げさせないで…」決勝日の早朝に“電話で直接交渉”、見えた日本との差 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2026/04/08 06:00

WBCベネズエラに新事実…じつは拒否していたメジャー球団「ウチの投手を投げさせないで…」決勝日の早朝に“電話で直接交渉”、見えた日本との差<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

WBC優勝のベネズエラに新事実。投手起用の壁をどう解消したのか

 もともとロペス監督はデータ分析で優れるアストロズに長年所属し、MVPと3度の首位打者に輝くホセ・アルテューベが16歳のときに獲得するようスカウトとして球団に進言した実績があり、その後はマイナーとメジャーで指導者として経験を積み、2024年からベンチコーチになっている評価の高い指導者。特にデータ分析では高い能力を発揮している1人だという。

 そして、ロペス監督の強みはデータ分析だけではなかった。

投手起用の規制…ベネズエラの攻略法

 WBCで代表チームを率いる場合、監督が最も苦労するのは投手陣の起用だ。投手には、1次ラウンドは65球まで、準々決勝は80球まで、準決勝と決勝は95球までという球数制限があり、50球以上投げた場合は中4日、30球以上または連投の場合は中1日空けなければならないなど、細かい規制がある。さらにそれだけに留まらず、メジャーの選手は球団から独自の制約を受けているケースがあった。日本代表にしても、先発の山本由伸が80球まで投げられる準々決勝を69球で降板したが、井端弘和監督が試合後に「最初から60球がめどだった」と明かしており、ドジャース側の意向が働いているのは明らかだった。

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 米国代表にしても、ベネズエラとの決勝で2対2の同点の9回に剛腕の守護神メーソン・ミラー(パドレス)を登板させなかったためマーク・デローサ監督が米国ファンから批判の集中砲火を浴びたが、試合後の会見で同監督は「決勝で彼を起用するとしたら、セーブがつく状況なら1イニングのみというのがパドレス側の要望。球団の方針を尊重した」と話していた。

 そうした状況はロペス監督も同じだった。

「(メジャー球団に)電話をかけまくった」

 準決勝を戦い午前3時まで会議をして就寝し、翌朝目が覚めると3球団からメッセージが入っていたという。

【次ページ】 「しゃべることが、私の強み」

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