侍ジャパンPRESSBACK NUMBER
WBCベネズエラに新事実…じつは拒否していたメジャー球団「ウチの投手を投げさせないで…」決勝日の早朝に“電話で直接交渉”、見えた日本との差
posted2026/04/08 06:00
WBC優勝のベネズエラに新事実。投手起用の壁をどう解消したのか
text by

水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
Nanae Suzuki
3月のWBCで初優勝を果たしたベネズエラは、翌日を急遽、祝日にするほどの騒ぎになったという。今や多くの代表チームにとって、WBCは何としても勝ちたい重要な大会になっている。
その代表的な国がベネズエラだ。初めて優勝に漕ぎつけた要因はどこにあったのか。ベネズエラ代表のオマー・ロペス監督はその後、優勝までの秘話を明かしている。
選手間で議論白熱…ベネズエラの強み
ロペス監督といえば、3月14日の侍ジャパンとの準々決勝前に、日本チームを徹底分析したことが伝えられている。1次リーグ最終戦から準々決勝まで中2日空いたため、その間に何度もミーティングを重ね、試合2日前には日本打線を徹底分析するチームミーティングを1時間半という異例の長さで行い、先発の山本由伸についても攻略法を徹底的に話し合った。そのミーティングでは過去に山本と対戦したことのある選手に率先してしゃべらせ、攻略法を全員で共有した。
ADVERTISEMENT
ベネズエラのチームには、山本との過去のレギュラーシーズンの対戦で2本塁打を含む10打数7安打の打率7割と圧倒的に打っているエセキエル・トーバー(ロッキーズ)のような選手もおり、ミーティングは侃侃諤諤の白熱したものになったという。それが功を奏し、試合では山本に対しリードオフマンのロナルド・アクーニャ(ブレーブス)が初回に先頭弾を放ち、2回には先頭で5番のトーバー、6番グレイバー・トーレス(タイガース)の2者連続二塁打で2点目を追加。山本に4回まで69球を投げさせる粘りの攻撃でチームの8-5の勝利につなげた。
「午前3時までMTG」アメリカ撃破ウラ側
ベネズエラ代表の徹底した情報戦略は、この準々決勝だけではなかった。

