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野球クロスロードBACK NUMBER
昨春の王者がセンバツ「まさかの初戦敗退」のナゼ…名門・横浜のエースが語った「異変」の中身は? 監督は責任痛感「やっぱりこれが甲子園」
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byJIJI PRESS
posted2026/03/21 11:04
センバツ初戦で敗れた横浜のエース・織田翔希。1年時から注目を集めた大器に起こった異変とは何だったのか
この試合での最速は150キロながら、ストレートは大半が140キロ台。変化球を丁寧に投げようとするマウンド捌きに、織田の立ち上がりの苦心が見え隠れする。
本人はその指摘に頷き、こう答えた。
「真っすぐがばらついていたなかでバランスを意識して投げていましたし、落ちるボールも有効でしたけど、やっぱり操ることができなくて。不甲斐ない投球でした」
不調のエースに監督は「やっぱりこれが甲子園」
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絶対エースの異変は、もちろんベンチで見守る村田浩明監督も感じ取っていたことだった。
「悪いなりに粘って投げてくれた、というのはあるんですけど。甲子園前までの織田は本当に球数の5分の4くらいはビタビタにいいボールを投げていたんですが、今日は10球に1球とか。次第に6球に1球くらいになっていったんですけど、やっぱりこれが甲子園の舞台なんだな、というか」
フォローを入れつつ、監督がエースのピッチングに見解を示す。
そして、同時に「プロ注目」と呼ばれる存在であるが故の宿命にも触れていた。
「織田なんかね、どんなメディアにも取り上げられるんで。相手も当然、弱点を突いてくるとかの対策をしてくるんで、その上をいかなきゃいけないんですけどいけなかったというのが、この試合の答えだと思います」

