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センバツ《優勝候補の一角》横浜が初戦敗退の衝撃…最速154キロ“プロ注エース”が語った「課題」の中身は? 「“負けに不思議の負けなし”の言葉通り」
posted2026/03/21 11:03
今年のセンバツで春連覇を狙った名門・横浜だったが、初戦で敗れる波乱が
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
JIJI PRESS
今年も春のセンバツ甲子園が開幕した。優勝候補の一角とされていたのが、最速154キロを誇るエース右腕・織田翔希を擁する横浜(神奈川)だった。昨春のセンバツを制し春連覇を狙った名門は、神村学園(鹿児島)に0-2で敗れ、まさかの初戦敗退という結果に終わった。なぜ強力な大エースを擁する王者は初戦でつまずいたのか。本人が語った「課題」の内幕とは。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
数字だけならば極端に悪いわけではない。
7回2/3を投げ2失点。許したヒットは7本でフォアボールは1。奪三振は5。
しかし、それが「世代ナンバーワン」と謳われる、横浜(神奈川)の織田翔希の成績となれば別だ。「物足りない」。周囲はどうしてもそのような評価を下してしまう。
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これが、神村学園(鹿児島)戦での織田のピッチング内容だった。
2失点に抑えながらも初戦で敗れたことについて、横浜の絶対エースは野球の格言を用いて総括した。
「“負けに不思議の負けなし”の言葉通り、たくさんの課題が出ました」
“優勝候補の一角”だった横浜のエース・織田
センバツを迎えるまでの織田は、課題を限りなくゼロに近い状態として臨めたはずだった。
ちょうど1年前のセンバツ。織田は初戦の市和歌山戦で152キロを叩き出す衝撃デビューを飾った。大会を通じても全5試合に先発し、下級生ながら優勝を支えた。夏の甲子園では、初戦の敦賀気比戦と3回戦の津田学園戦で完封劇を披露。
そのパフォーマンスは、織田に手厳しい村田浩明監督に「俺を超えたな!」と手放しで称賛されるほどだった。

