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英国で不遇→復調“肉体派22歳レフティー”はW杯日本代表の秘密兵器か「森保監督も見てくれているはず」「毎日が楽しい」松木玖生が現地記者に語る
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山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byJustin Setterfield/Getty Images
posted2026/03/11 17:14
サウサンプトンの松木玖生は、2026年に入ってから出場機会を一気に増やしている
「自分でも、今後がちょっと楽しみです」とも言う松木だが、昨年8月のリーグカップ2回戦でゴール右上隅に飛び込む左足25m弾が披露されてから、サウサンプトンのファンは楽しみにしていたはず。このミドルというレパートリーは、日本代表ファンにとっても楽しみだ。
ここ「サッカーの母国」では、日本を眺める“上から目線”の角度が緩くなってきている。しかしながら、距離のある位置から相手ゴールを脅かす力が乏しいとの見方は、初めてW杯の舞台に登場した1998年当時も、北中米W杯を前にテストマッチ(3月31日)の相手にふさわしいとみなされた、2026年現在も変わっていない。
森保監督も「見てくれていると思うので」
松木は、今夏W杯への可能性は「限られているとは思う」としたが——現在の日本代表はアタッカーを筆頭にケガ人が続出している。3月シリーズでの初のA代表入りも可能性はゼロではなく、22歳レフティーが秘密兵器となりえる。
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「今だったら、シャドーのポジションが一番合うかなと自分では思っていて、ダイナミックなところだったり、ミドルシュートもありながら、周りを使いながら動くというのも特徴としてできると思うので。そこは、チャンピオンシップで試合に出ていれば絶対に(森保一監督も)見てくれていると思うので、アピールしたい」
サウサンプトンは、監督交代を機に上昇傾向にある。暫定監督としてリーグ戦4連勝したエッカートが正監督へと格上げされると、1月後半からは8試合連続負け知らずで2月を終え、前監督解任時の24チーム中21位から8位まで順位を上げてきた。世界一競争力の高い2部リーグとして知られるチャンピオンシップは例年通りの混戦だが、プレミア復帰を懸けたプレーオフへの出場圏(3~6位)まで勝ち点4差となっている。
ナイジェリア代表相手にもフィジカル勝負で
無敗を続けた8試合のうち、6試合に出場している松木は言う。
「1試合1試合、勝ち続けなければプレーオフには届かないと思っていますし、凄く固まっているというか、リーグ自体のレベルが高いと思うので、そこは気を抜くことはない。今日(カップ戦で)フルアムに勝ちましたけど、次に4連戦が待っているので、もっと自分自身もアピールしたいなと思います」

