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坂本花織は抜けたジャンプを“跳び直す”べきだったのか? 女子シングル「僅差の大激戦」を分けたものを本田武史が指摘…「彼女は自分を貫いた」
text by

石井宏美Hiromi Ishii
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2026/02/27 06:03
特筆すべき活躍を見せた日本勢だったが、アリサ・リュウに僅差で及ばなかった坂本は、ジャンプを跳び直すべきだったのか? 本田武史氏が女子シングルを総括した
初の五輪でメダルを獲得した中井も、僅差で表彰台に届かなかった千葉百音も、「やるべきことはやりましたし、今、できることや持っている力はすべて出し切ったと思います」と本田さんは高く評価する。
中井にはSPとフリーでともに決めた3回転半という大きな武器がある。すでに高い素質を持つ2人だが、ジャンプの難度や安定性はもちろん、今後はさらにPCS(プログラムコンポーネンツ)を伸ばすことも、世界と真正面から戦うためには重要になるだろう。
中井、千葉、島田麻央への期待
「プログラムコンポーネンツは1日、2日でよくなるものではありません。長年の積み重ねが大切になります。来シーズンからは島田麻央もシニアに上がるので、次世代を担う選手たちがどのように切磋琢磨していくのか楽しみです」
ミラノ・コルティナ五輪では日本のメダル総数は24個。そのうち6個がフィギュアスケート陣で獲得したものだ。これは日本フィギュア史上最多メダル、そして男女シングルでともにダブル表彰台と、選手たちは日本フィギュアの歴史を塗り替えた。
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「これまでつないできたスケート界の歴史を、これからの選手たちが引き継ぎ、そしてますます発展させてもらいたいです」
1年後、4年後、そして10年後、日本フィギュアにはどんな未来が待っているだろうか。

