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オリンピックPRESSBACK NUMBER
「フォルティウスは過酷な練習を」“家賃が払えないバイト時代”も…女子カーリング小笠原歩コーチと「お母さんみたい」小林未奈らの信頼関係とは
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph byTsutomu Kishimoto/JMPA
posted2026/02/24 17:03
苦しい戦いが続いたミラノ・コルティナ五輪カーリング女子フォルティウスだが、小笠原歩はコーチとしてチームを支えていた
小笠原はチームを離れる決断をした一方、船山はチームに残った。一度、別の道を歩んだ2人は奇しくも同じ道に戻ってきた。
「また船山さんとオリンピックに行けるだなんて、すごいこと。どんなチームが代表になっても選手たちの夢を全力でサポートするのが、ナショナルコーチである私の仕事だと思っています。いろんなチームやコーチと仕事をする立場なので、船山さんだからと特別には思わないようにしていますが、コーチとしての経験は私の方が長いので『選手より勉強しなきゃいけないことは沢山あるよ』と言ってしまいました(笑)。なので、言った以上は誰よりも勉強してチームに還元できるようにしたいです」
フォルティウスは過酷な練習を…尊敬しています
12歳でカーリングを始めて30年以上経ったいまも、小笠原の競技愛は深い。「カーリング選手に引退はない」との言葉を残して、第一線を退いただけに選手への未練はないのだろうか。「復帰したい気持ちは」と問うと、「船山さんと一緒に? ニュースになっちゃう」とおどけた後、表情を引き締めてこう言った。
「世界的に競技力が上がっている中で、あの厳しいトレーニングをもう一度やれと言われたら嫌です、というぐらい選手をやり切りました。フォルティウスは特に、それよりも一段も二段も過酷なトレーニングをやっているのを私は知っているので尊敬しています」
〈五輪特集:つづく〉

