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「ウソが少しでも入ると…」“独特すぎ”Jリーグ監督のマネジメント術「練習でも僕は“鬼替え”」「百年構想リーグは大きい」今矢直城45歳が明かす
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byTsutomu Kishimoto
posted2026/02/06 17:03
栃木シティの今矢監督。昇格を果たし続けるクラブをどうマネジメントするか、包み隠さず語ってくれた
――全体で作り出している雰囲気が凄くいいものになっている。スタジアムが大きくなると、そこがどう変わるのか。
「サポーターが増えて、いろいろな思いを持つ人たちが見に来たときに、どういう雰囲気になるか。J2は簡単ではないです。ブーイングされないのも結局は勝っているからで、これが本当に厳しくなったときにチームは崩れるのか、崩れないのか」
百年構想リーグで馴染んで、8月から勝負を懸ける
――J2に臨むにあたりどんな展望を持っていますか。
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「百年構想リーグがあるのは大きいです。この4年間でたぶん一番編成が変わる。逆に言うと変えられる。2月開幕でもう時間がないので、キープする選手と新加入の選手を早く決める。そのうえでパワーアップさせて、半年かけて次の段階のサッカーに馴染んでいき、8月に勝負を懸ける。それには編成が大事かなと思います」
――昨季のチームの平均年齢は29歳で、20歳前後の選手がほとんどいない。維持していく部分と編成によって変えていく部分をどうするかは、難しいのではないですか。
「大幅に入れ替えて、J2仕様にしていかなければいけない。ただ新加入選手が来ることで、積み重ねで失われる部分もある。ある程度は残さないといけないけど、どの順位を目指すのかは――もちろん優勝を目指しますが――編成次第でもある。今、力を注いでいるのは、J2を圧倒できる戦力を構築することです。優勝から逆算しての百年構想リーグですが、J2の展望を語るのはまだ時期尚早というのが正直な気持ちです」
――栃木シティでやりたいという選手も結構多いのでは。
「売り込みに来る選手の質が変わった。3年連続で昇格したのは、何かがこのクラブにはあると思っているのでしょうね。昇格を決めたとき(11月23日、長野戦、3−0)に横浜FMの朴一圭からLINEが来て、3点目が痺れたと言っていた。2-0で勝っていて、あそこでもう1点取りに行くのは強いときのマリノスと同じでしたから、あれはちょっと痺れたと。興味を持つ人は、少なからず増えたと思います」(以下つづく)

