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青学大前キャプテン「一番の夢は箱根を実況すること」箱根駅伝優勝→地方局アナになったわけ「ニュースを読むのは陸上より緊張をごまかしづらい」
posted2026/01/08 11:01
昨シーズン青学大のキャプテンを務めた田中悠登さん。故郷の福井でアナウンサーとして活躍する田中さんがこの仕事を選んだわけとは
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph by
Fukui Broadcasting Corporation
第101回箱根駅伝で総合優勝した青学大のキャプテンがアナウンサーになる、という進路が大きな注目を集めた田中悠登さん。今では、ランパン姿からときにエプロン姿になり、「1分間食堂」というコーナーで手際よく料理を作る。また、ときには高校サッカーの現場でリポーターとして高校生たちの熱い想いを引き出す。
箱根駅伝で言えば、2区や5区、6区とあらゆる区間を走破する能力を求められるごとく、幅広くさまざまな仕事をこなして活躍中だ。
食レポ、企画物から台本やディレクターも
FBC福井放送アナウンサーとなった田中さんは、現在、同局で放送される「おじゃまっテレ ワイド&ニュース」の月曜日と水曜日で中継を担当し、土曜日の情報番組「にじパレ」では企画物やロケなどをメインにはつらつとした姿を見せている。
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「ロケでは、福井の新しい店に行って食レポしたり、企画物では保育園の仕事のお手伝いをしたり、東尋坊に行って中継したりしています。さらに台本やディレクターの業務も兼ねているので、アナウンサーだけではなく、いろんな仕事をしています。大変ですが、その分、鍛えられますし、楽しいですね」
入局から半年以上がたった今は、企画物や中継でも自然体で話ができるようになった。だが、アナウンサーなら誰でも通る「初鳴き」、すなわち初めてニュースを読んだ時は、陸上では経験したことがない緊張に体が震えたという。
ニュースを読むのは緊張をごまかしづらい
「その時は、手汗で原稿が湿り、体がぶるぶる震えて、その震える椅子の音をマイクが拾ってしまうぐらい緊張したんです。
陸上でも緊張はするんですが、体を動かせるので、うまくごまかせるんですよ。でも、ニュースを読む際は、じっとしていないといけなくて緊張をほぐしづらいんです。こんなに震えるなんて、まだまだ自分は度胸が足りないなって思いましたね」
最近は、緊張で震えることはほとんどなくなった。

