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「目が飛んでた」RENAが奪った“衝撃のダウン”その後の真実…伊澤星花とのRIZIN因縁マッチは、なぜ“名勝負”になったのか? 勝敗を分けた「追撃の選択」
posted2026/01/04 11:01
RENAの左フックが伊澤星花の顔面を捉えた瞬間
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
RIZIN FF Susumu Nagao
2025年の大晦日大会(さいたまスーパーアリーナ)で、RIZINは旗揚げ10周年を迎えた。RENAは2015年の旗揚げイベントでMMAデビューしているから、やはり10周年ということになる。
立ち技格闘技シュートボクシングのチャンピオンが新たな挑戦を始めて10年。記念すべき試合で対戦したのは、10年前は高校生だった伊澤星花。現RIZIN女子スーパーアトム級チャンピオンだ。
伊澤はデビューから17戦全勝。RIZINでも最多連勝の記録を持つ。今回は3度目の防衛戦であり、待望のRENAとの初対決だった。
「何言われても可哀想だなとしか思わない」
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新世代の王者として女子格闘技を盛り上げようと奮闘している伊澤にとって、前世代の象徴であるRENAはどうしても倒したい相手だった。だがRENAの負傷もありなかなか試合が決まらない。伊澤は「逃げた」と怒りを露わにした。
試合が決まると、伊澤の舌鋒はさらに鋭くなる。
「RENA選手はどうやって人気を保つかを考えている。私は強くなることだけ考えている。(RENAは)アイドルとかそういう方向で、ファイターだとは思ってないです」
「思っていることを口じゃなく、拳で殴って、極めて分からせます」
RENAも“煽り”に応じた。
「何言われても可哀想だなとしか思わないですね。人間レベルが低いからイラつかない。“なんでそんなにイラついてんの”みたいな。負のオーラしか感じない。強さはリスペクトしてるけど、人間の部分で負けてないからムカつきもしない」
「黒星をつけたいじゃなく倒したい、殴りたい」



