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箱根駅伝「99%勝っていた」早大まさかの誤算 「5区に来たら、敵わないのかな」思わず頭を抱え…“山の名探偵”が語っていた「青学大・黒田朝日の恐怖」 

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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posted2026/01/03 07:30

箱根駅伝「99%勝っていた」早大まさかの誤算 「5区に来たら、敵わないのかな」思わず頭を抱え…“山の名探偵”が語っていた「青学大・黒田朝日の恐怖」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

自信を持っていた早大“山の名探偵”工藤慎作をもってしても2分以上の差をつけられる青学大“シン・山の神”黒田朝日の衝撃の走りだった

 往路の99%まで臙脂色に染めながら、わずかばかり届かなかった。

 往路の勝負が決した5区。早稲田は3年連続で工藤が山上りを担った。前回は区間2位ながら箱根山中で3人抜きの活躍を見せ、“山の名探偵”のニックネームがXではトレンド入りを果たしたほど、その名が一気に知れ渡った。

「“山の神”と言われた人たちと比べて、上り自体の適性は怪しいところがある」と工藤は自認し、その分、平地の走力を磨き上げて箱根の山に挑んできた。ロードでは圧倒的な実績を誇り、5区の実績のある工藤は総合優勝を掲げる早稲田にとってストロングポイントであることに間違いはなかった。

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 現に工藤は2位で小田原をスタートすると、1分12秒先にスタートしていた中大の柴田大地(3年)との差を見る見るうちに詰めていき、9.8kmで先頭を奪った。後は逃げ切るだけ。この時点で早稲田の往路優勝を信じた人は多かったのではないだろうか。

「前半も工藤のほうが黒田君よりも入りが速かったですし、これでいけるかなと思ったんですけどね」

 運営管理車で工藤の走りを見ていた花田監督も、そう思ったという。

「後ろから黒田さんが来ている」油断はなし

 実際、定点の函嶺洞門(3.5km)では工藤のほうが7秒速かった。しかし、本格的な上りに入ると、後方から追い上げる黒田が一気にギアを上げた。

「中大を抜けたのはよかったんですけど、後ろから黒田さんが来ているというのは監督車から情報が伝わっていたので、油断することなく走っていました」

 先頭に立っても工藤は気を緩めることなく足を前に運び続けたが、黒田のペースはそれ以上だった。小田原中継所では早稲田と青学大との差は2分12秒あったが、大平台(7.0km)では2分を切り、小涌園前(11.7km)では1分02秒差にまで縮まっていた。

【次ページ】 「追いつかれた時点で、すでに限界に近い状態」

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