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「バレーボールが嫌いになることもあった」“春高の申し子”水町泰杜(24歳)の原点…背負った者だけが知る「鎮西の3番」の重圧とは?
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph byAFLO SPORT
posted2026/01/04 17:00
鎮西高校のエースとして春高バレーで活躍した水町泰杜(2020年1月撮影)。24歳となった現在はインドアとビーチの二刀流で活躍している
試合を終えると、会場が大きく、温かい拍手で包まれた。いい試合だったと称えるだけでなく、最後まで逃げずに戦いきったエースと、エースを信じて共に戦い続けたチームに「よくやった」と捧げるセレブレーションでもあった。
あれから6年の月日が過ぎ、母校は初の三冠をかけて1月5日に開幕する春高バレーに挑む。現在の3年生は、水町が大学4年時に教育実習で関わった代でもある。「頑張ってほしい」とエールを送るが、それ以上に願うことは一つだけ。
「後悔がないように。今までやってきたことを全部出し切って、一戦一戦楽しんでほしいです」
あの頃の水町のように「忘れられない景色」をどれだけの選手が記憶に刻むのか。高校生たちの躍動に、温かな拍手が送られる。そんな瞬間をしっかり伝えたい。

