大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER

「ロウキは楽しそう。表情を見れば分かる」“年の差12歳”ロハスが語り続けた、佐々木朗希への深い愛情…ドジャースと再契約、なぜ“重要人物”なのか?

posted2025/12/09 11:21

 
「ロウキは楽しそう。表情を見れば分かる」“年の差12歳”ロハスが語り続けた、佐々木朗希への深い愛情…ドジャースと再契約、なぜ“重要人物”なのか?<Number Web> photograph by JIJI PRESS

背番号を譲っただけでなく、佐々木朗希を気にかけ、良好な関係を築いてきたミゲル・ロハス

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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ワールドシリーズ2連覇を成し遂げたドジャース。圧倒的な強さの裏には、じつは選手同士の“アットホーム”な雰囲気がある。チームとの再契約を果たし、来季での現役引退を表明している“ドジャースの中心人物”ロハスと、佐々木朗希の関係性を、現地で取材を続ける斎藤庸裕氏が解説する。

◆◆◆

 3連覇を目指すドジャースにとって、ミゲル・ロハス内野手(36)は欠かせない存在だ。4日(日本時間5日)、球団は同内野手と1年550万ドル(約8億5300万円)で再契約を結んだことを発表した。守備力はメジャートップレベル。打撃面は24年に打率2割8分3厘、25年は同2割6分2厘の結果を残し、11月1日のワールドシリーズ第7戦では9回1死から起死回生の同点弾を放った。

 球際の強さ、勝負どころでの粘り強さに加え、チームリーダーとしての存在感が光るベテランの36歳。日本人選手との関係性でも、プレーしやすい環境作りに一役買っている。25年シーズンで言えば、際立っていたのは佐々木朗希投手(23)とのやりとりだった。昨季シーズンオフ、同投手との契約が決まると、ロハスは慣れ親しんだ背番号11を譲った。

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