大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER
「ロウキは楽しそう。表情を見れば分かる」“年の差12歳”ロハスが語り続けた、佐々木朗希への深い愛情…ドジャースと再契約、なぜ“重要人物”なのか?
text by

斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byJIJI PRESS
posted2025/12/09 11:21
背番号を譲っただけでなく、佐々木朗希を気にかけ、良好な関係を築いてきたミゲル・ロハス
ドジャース“ファミリー”の中心にいるのがロハス
佐々木だけでなく山本由伸投手(27)も、ロハスからサポートを受けたことに感謝の気持ちがある。昨年メジャー1年目の春キャンプでは、メッセージ付きのワインボトルをプレゼントされた。「ファミリーな感じに近いというか、そういった雰囲気がすごくいい」と山本が言うように、ドジャースにはアットホームな空気感が漂う。その中心にいるのがロハスだ。再契約が決まり、球団SNSを通じて心境を語った。
「来年、戻ってこられることにとてもワクワクしている。私にとって、選手としての最後のシーズンになる。目標は3連覇。ドジャースタジアムで、またファンの前でプレーできることが楽しみでならない」
チーム一丸となる結束力は、数字では測れない。土壇場での粘り強さが、常勝ドジャースの強みでもある。技術的なパフォーマンスだけでなく、目に見えないロハスの力も、勝ち続けるためには欠かせない。

