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石川佳純の「あなたに会いたい」今回のゲスト石川祐希が明かした本音「イタリアで自分の性格は変わった？」「30代は20代後半のようにプレーしたい」
posted2025/12/03 17:01
Numberの好評対談連載「石川佳純のあなたに会いたい」第9回のゲストはバレーボール日本代表キャプテンの石川祐希
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph by
SANKEI SHIMBUN / Wataru Sato
発売中のNumber1132号に掲載の［石川佳純のあなたに会いたい］石川祐希「30代は20代後半のようにプレーしたい」より内容を一部抜粋してお届けします。
イタリアで「自分の性格が変わった？」
佳純 昨シーズンは、イタリア・セリエAのペルージャの一員としてヨーロッパで最もグレードの高いカップ戦、チャンピオンズリーグで見事優勝されました。石川選手も大活躍でしたね！
祐希 チャンピオンズリーグで優勝するのは初めてだったんですが、チームメイトをはじめ、スタッフやチーム関係者の喜び方を見て、毎シーズン、誰もがこれを求めて戦っているんだと改めて感じられたのはすごく新鮮でしたし、感動しました。
佳純 ペルージャのファンの皆さんも興奮していましたね。イタリアのファンは日本と比べると距離が近い印象を受けました。
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祐希 イタリアは昔から応援しているおじいちゃんやおばあちゃんも多くて、自分たちの子供や家族のように接してくれるんです。プレーがダメだったときはハッキリと言われますし、でも最後には「頑張ってね」と温かい言葉をかけてくれます。
佳純 イタリアでプレーされて10年。イタリア語も本当に流暢で驚きました。海外の方との交流も増えて、自分の性格が変わったなと感じることはありますか？
祐希 10年前に比べるとかなり変わったんじゃないかなと思います。昔はあまり話すタイプではなかったですし、自分が考えていることもストレートには言わないタイプでした。でも、イタリアでは言葉にしないと伝わらない。だから海外の人とコミュニケーションを取るときはズバズバと言うようにしています。
佳純 私も中国語を学んだんですが、中国に練習に行ったときにトイレの場所が聞けなくてずっと我慢したことがあったんです（笑）。そこでちゃんと聞かないとダメだなとか、試合に出たいなら出たいと言わないとダメだと感じたことがきっかけで、性格も少し変わったように思います。海外の文化に触れるのは本当に大きいですよね。
祐希 自分の知らない経験をするのは、選手としてはもちろん、人間としても幅が広がりますし、視野も開けると感じました。
時間にルーズになっちゃいました（笑）
佳純 イタリア人っぽくなったな、と感じるところはありますか？
