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〈新人王〉ロッテ西川史礁「本当に濃すぎた」激動の1年を支えた“思考”と“結婚”「もっと上に行きたい」阪神・森下翔太に学んだ一流の極意とは…
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byJIJI PRESS
posted2025/11/27 06:03
激戦を制してパ・リーグの新人王に輝いたロッテ・西川
記憶に残るのは悔しい思いばかり
「本当に濃すぎました」
西川は振り返る。しかし、その表情に満足感はない。記憶に残っているのは悔しい思いばかりだという。レギュラーシーズンならば9月28日のファイターズ戦(ZOZOマリンスタジアム)での2安打を最後に、シーズン残りの4試合で14打数2安打に終わったこと。そして二桁到達を目標にしてきた本塁打が「3本」だったこと。侍ジャパンのメンバーとして出場した11月の韓国戦でも、2試合で3安打という内容よりも、2試合目の9回最終打席で打ったショートゴロの悔しさが脳裏に残っている。
「最後の打席でヒットを打てなかった。ちょっと大きいのを狙いに行った結果、自分の悪い部分が出た。着地前にスイングに入って、バットが外回りしてバットを折られる内容になった。せっかくそこまでは、いい感じで修正できていたのに最後の最後にまた出てしまった。まだまだ課題が見つかった試合になった。しっかりと自分と向き合いながら成長したい」
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西川は頭をかきながらそう振り返る。
侍ジャパンで得た経験
公式戦が終わってから、打球の角度を上げる取り組みをしてきた。しかし、角度を狙うとどうしても打撃に乱れが生まれる。
「打撃に角度をつけようとすると引っ張りにかかって、左足が着地するより前にスイングをしてしまって、ボールの外側を打って凡打になる傾向にあった」
その“悪いところ”が2025年最後の打席で出てしまった。それが悔しかった。
しかし、苦心していた打撃に光明を見出したのもまた、侍ジャパンでの活動期間だった。色々な選手に話を聞いた。
「打球角度の話もそうですけど、シンプルに打撃練習で意識をしていること。試合での意識。メンタルの持ち方。そういうことを一から聞きました」


