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〈新人王〉ロッテ西川史礁「本当に濃すぎた」激動の1年を支えた“思考”と“結婚”「もっと上に行きたい」阪神・森下翔太に学んだ一流の極意とは…
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byJIJI PRESS
posted2025/11/27 06:03
激戦を制してパ・リーグの新人王に輝いたロッテ・西川
「目指すべき姿」森下翔太から受けた刺激
その中でも西川の相談を真摯に受け止めてくれたのがタイガースの森下翔太外野手だった。同じ右の外野手で、憧れている打撃スタイルということもあり、打撃ケージでのバッティングなど細かい部分を見てもらった。フリー打撃中、守備についていた森下が外野から見えたバッティングの状態についてアドバイスをくれたこともあった。
「今日はよかったよ」、「あの場面のスイングがよかった」……。気にかけてくれた先輩の言葉に背中を押され、徐々にイメージしていた角度の打球が飛びだすようになっていった。
「凄いですね。23本塁打。89打点。なおかつ打率もある。右打者の理想であり、目指すべき姿。色々と話を聞けたのはうれしかった。もっともっと吸収したいと思った」
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なにより主軸としてタイガースをセ・リーグ優勝に導いた森下が、自身の打撃をしっかりと言語化できることに感銘を受けた。
「みなさん、そうなのですけど、自分の考えを持っているし、何を聞いても明確に回答が来る。ダメな時の修正点や自分をよくするためにはどうすればいいかちゃんと分かっているし、言語化できる。試合前の準備などの意識も高い。吸収できることは沢山あった」
井端監督「将来は侍ジャパンの中核を…」
ロッカーが隣同士だったカープの小園海斗内野手とも積極的にコミュニケーションを図った。惜しみなく披露してくれた打撃理論に感銘を受けた。森下と小園は、西川が大学生ながら日本代表に選ばれた2024年3月の欧州代表との強化試合(京セラドーム)でもチームメートだった。いずれもチームの主力として活躍する2人の姿に多くの刺激を受けた。
侍ジャパンで貴重な2試合を経験し、国際大会への思いはより一層強くなった。
「1年目から呼ばれるとは僕の中では思っていなかったので最初はメンバーに入って大丈夫かなと思った。全方位からの応援もヤバかったし凄かった。ジャパンのユニホームを着られるのは光栄な事。応援してくれるファンの方にもそういう姿をもっと見せたいと思った。凄く幸せな場所だった」


