「AI評価値が30％→45％→73％→95％」藤井聡太23歳の逆転劇…“天才に再び敗れた天才”永瀬拓矢32歳との感想戦は「AI候補手に関心がなく」 

　いつも通りのはっきりとした声色で答えていく。最後に今シリーズの総括を求められ、「出だしで3連敗して楽しみが少ないかと」と話した時だけ、少し声量が落ちたような気がした。

　今年に入って永瀬は藤井と七番勝負で3度対峙し、王将戦と名人戦は1勝4敗で敗退。いずれも永瀬から見て●●●〇●の星取りだった。この王位戦も第4局までは同じだったが、第5局で待望の白星を挙げた。藤井が七番勝負で連敗を喫したのは初めてだった。永瀬ファンからすれば今度こそはと期待が高まっただろうが、3連勝はならなかった。

　感想戦はいつものように朗らかに行われた。

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　2人の検討を見ていると、AIが示す終盤の候補手にはそれほど関心がないようにも映った。ものによっては検討されないこともあった。

永瀬にメールを送ると“意外な返事”が

　終局後は藤井の王位防衛の記者会見がある。私はメールアプリを起動させ、永瀬にメールを送った。いつものように終局後の取材の依頼をするためだ。すると数分後に意外な返事が届いたのである。〈つづく〉

#2に続く

「ふふふ」永瀬拓矢が藤井聡太に敗戦後、電話口で本音…なぜ“AI期待勝率の急落”に興味がないか「この手を難しいと思えるのは将棋界に5人も」

#4

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#3

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#2

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#1

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