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「レオタードを着たくない子が半数以上」新型レオタードを開発した杉原愛子に届いた“生の声”「アイタードでしか作れないデザイン」も登場した現在地 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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photograph byAsami Enomoto

posted2025/09/10 11:03

「レオタードを着たくない子が半数以上」新型レオタードを開発した杉原愛子に届いた“生の声”「アイタードでしか作れないデザイン」も登場した現在地<Number Web> photograph by Asami Enomoto

競技生活と同時に、体操の普及や新型レオタードの普及活動も行う杉原愛子さん

「今のところ、直に手に取って見てもらえているのは(拠点としている)大阪ぐらいなので、ゆくゆくはもっと多くの場所でも実物を見てもらえるようにしたいですね」と意欲を示している。

 アイタードの開発を通じて新たに知ったこともある。

「高校生ぐらいになると、体操は好きだけどレオタードが嫌という理由で体操を辞める子がいるんです。ある学校で調査したところ、レオタードを着たくないという子が半数以上いたということも聞きました。思春期になって肌を露出したくないという選手のもとにアイタードという選択肢が届くと良いなと思います」

“トップ層”ではない選手たちの選択肢にもなる

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 現在は東京都内にある高校の体操部と連携を取り、高校生が主体となってアイタードの普及につとめるという動きも出てきているという。

「トップを目指す選手にとっては、レオタードには機能性の面でも利点があるという考えがあるかもしれません。けれどもトップを目指すというわけではない子たちが体操を続けるために、アイタードは助けになれる可能性があります」

 杉原はそんなふうに自負している。

 9月はジュニア世代が試合に出場する機会が多い時期。今年は初めて、全国中学生大会の公式プログラムにアイタードの広告が掲載されることになり、関係者の間で評判になっているという。今後は試合に限らず練習でもアイタード姿の女子選手を見ることが増えていきそうなムードだ。

《インタビュー第1回第2回も公開中です》

(撮影=榎本麻美)

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女子体操・杉原愛子25歳「高校生の時より進化」10代選手たちの中でなぜ快進撃している?「アップも泣きながら…」今明かす“ケガに悩んだ壮絶な日々”
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