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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「長友佑都38歳は森保ジャパンにやはり不可欠なのか?」950日ぶり代表戦で記者が見た覚悟…北中米W杯まで“あと1年”のリアルな現在地
posted2025/07/17 11:08

E-1選手権で3度目の優勝を飾りトロフィーを掲げる長友佑都
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph by
Getty Images
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950日ぶりの国際Aマッチ出場
東アジアのチャンピオンを決めるEAFF E-1選手権。ホスト国である韓国との最終戦を1-0で勝利した森保ジャパンは、今大会を3戦全勝、1失点で闘い抜き、2大会連続3度目の優勝を飾った。
試合後の優勝セレモニーでトロフィーを高々と掲げたのは、今大会で日本のチームキャプテンを務めた長友佑都だった。38歳の大ベテランは初戦の香港戦で約1年3カ月ぶりのベンチ入りを果たして至近距離からピッチを鼓舞すると、950日ぶりの国際Aマッチ出場となった第2戦の中国戦では、ほぼやったことのない3バックの左ストッパーでフル出場してさすがの対人守備を披露。新境地を開き、「長友佑都ここにあり」とその実力を見せた。
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韓国との試合でもタイムアップまで交代に備えて精力的に準備。この試合の出番はなかったが3戦を通じて存在感を示し、「E-1で自分自身も一歩踏み出した感覚がある。まだまだ厳しい戦いは続くけど、これをもっと、二歩、三歩と中へ入っていけるようにしていきたい」と高らかに言った。
「次のW杯を目指す気持ちは変わっていない」
北中米W杯への自身の道を再びこじ開けたという実感は、ピッチ内で見せた「まだやれるという姿」(長友)だけが理由ではない。チームキャプテンを務めたのは今大会が初めて。
「今までも自分がキャプテンのつもりで引っ張ることをやってきましたけど、実際に任されると、やっぱり違うプレッシャーも感じていた。これだけ若い選手がいる中でキャプテンとしてまとめられないと、今後はそういった部分を任されないと思っていた」
優勝という結果を残し、感慨はひとしおだった。