メジャーリーグPRESSBACK NUMBER

「なぜ黙っていたんだ?」「離脱は再調整のチャンス」ドジャース・佐々木朗希の故障者リスト入り 関係者は“賛否両論”も…米メディアはどう報じた?

posted2025/05/20 06:00

 
「なぜ黙っていたんだ?」「離脱は再調整のチャンス」ドジャース・佐々木朗希の故障者リスト入り 関係者は“賛否両論”も…米メディアはどう報じた?<Number Web> photograph by JIJI PRESS

負傷者リスト入りが発表され、取材に応じるロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希

text by

一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

PROFILE

photograph by

JIJI PRESS

 鳴り物入りでMLBのトップ球団へと移籍した佐々木朗希が「右肩インピンジメント症候群」のため15日間の故障者リスト(IL)入りした。期待の大型ルーキーの戦線離脱は、本国アメリカメディアでは、いかに受け止められているのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

佐々木朗希「故障者リスト入り」の衝撃

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、メジャー1年目で早くも故障者リスト(IL)入りとなった。

 予感がなかったわけではない。

 球速は落ち、制球も不安定、マウンドでの表情はいつもどこか苦しげだった。しかし「期待外れ」と切り捨てるには、あまりに短すぎる時間だった。

ADVERTISEMENT

 5月13日、ドジャースは佐々木を右肩のインピンジメント症候群によりIL入りさせたと発表。デーブ・ロバーツ監督は「腕の痛みを訴えた」と明かしたが、診断結果や復帰の具体的な時期には言及せず、慎重に見極める方針を示した。

 佐々木本人によれば、痛みが出たのはメジャー初勝利を挙げた5月3日(日本時間4日)のアトランタ・ブレーブス戦だったという。ただ、それ以前から違和感はあったようで、「しっくりこない感じはあった。痛みではない分、ある程度は投げられる状態だった」と語った。

 故障者続出のドジャース投手陣を支える責任感から、無理をしてでも投げ続けたのだろう。ただ、長引く違和感に「隠し通すことで逆に迷惑をかける」と感じ、ついに自己申告した。

【次ページ】 佐々木の離脱に米メディアは「賛否両論」

1 2 NEXT
#佐々木朗希
#ロサンゼルス・ドジャース
#デーブ・ロバーツ

MLBの前後の記事

ページトップ