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「アンニョンハセヨ、ヘソンさん」韓国語を覚える大谷翔平が話題に… 韓国メディアも夢中になる26歳キム・ヘソンとの“まるで兄弟”な関係
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キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byZUMA Press/AFLO
posted2025/05/17 11:00

キム・ヘソン(6番)のMLB初ホームランを祝福する大谷翔平
2017年に韓国プロ野球(KBO)のネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)に入団したキム・ヘソンは、19年からレギュラーの座を射止めると、21年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞(21年は遊撃手、その後は3年連続で二塁手として選出)。柔らかなグラブさばきといった高い守備力に加え、コンスタントに20盗塁を記録する俊足、打率3割を安定して残すコンタクト力の高い打撃センスも兼ね備え、KBOを代表する選手へと成長。東京五輪や2023年のWBCにも出場した。
昨季は打率.326、75打点、30盗塁、ホームランは自己最多の11本を記録してキャリアハイの数字を残し、満を持してMLB挑戦を表明。今オフに3年総額1250万ドル(当時のレートで約19億3750万円)でドジャースと契約を結んだ。ポスティングシステムによる交渉では、大谷翔平が同席したことでも話題を集めた。
「アンニョンハセヨ。ヘソンさん」
ドジャース入団以降、韓国メディアでは連日“オオタニ”との関係についての報道が続いている。
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『大谷翔平はキム・ヘソンの入団に歓迎のメッセージを送った。自身のインスタグラムのストーリーズで「歓迎します!友よ!」との韓国語と共に韓国代表ユニフォームを着たキム・ヘソンの写真を載せて入団を歓迎した』(マイデイリー)
興奮気味に報道する韓国メディアが最も関心を示すのが、大谷が韓国語を交えて会話する様子だった。
『アンニョンハセヨ。ヘソンさん』
YouTubeチャンネル「ソムタイムズ」(登録者数約20万人)でキム・ヘソン自身が大谷との日常を明かした動画が話題を集めた。
『(大谷が)韓国語であいさつしてくださったんです。それで僕も頑張って日本語を勉強して会話しました。韓国語を使ってくださったので、僕も合わせようと思って一生懸命、勉強しました』
『「アンニョンハセヨ」とか言ってくれます。あと「How are youは韓国語で何と言うの?」と聞かれたので「オヌル、オッテ?(今日はどうだい?)」だと教えたらそれを使ってくれたりしてくれます。僕も(日本語を)一生懸命やっているんですが、簡単ではないですね』