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「僕の強みって何だろう?」羽生結弦でも高橋大輔でもなく…宇野昌磨が“初プロデュースのアイスショー”について語ったこと「今、一番心配なのは…」
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藤森三奈(Number編集部)Mina Fujimori
posted2025/05/08 17:35
NumberPREMIERスペシャルトークショーにて、自身初プロデュースのアイスショー「Ice Brave」について語った宇野昌磨
「そんなことありませんよ。僕はできないと思うんですが、いいものを作るためには、多少厳しくする部分は必要ですよね。僕の場合、一番言いやすいクッシー(櫛田一樹)を呼んで、『ちょっと、ここやってくれると、一緒に滑ってる子も、私もやらなきゃって思うだろうから、やってくれる?』って頼んでいます。直接言えないから」
――そうやって、だんだん全体のレベルを上げていってるんですね。
「これからどんどん上げていきたいです。今回のショーは、まずは自分たちにとっていい時間にしたい。その先に、より多くの方にお見せしたいですし、来てくれた方が、『すごいものを見た』と思ってもらえるものにしたいです」
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――ジャンプも期待してよいのでしょうか。
「ソロで滑る演目も数少ないですけどあります。思い出深いプログラムの、ここはこのジャンプだよね、というのはしっかり入れたいです。さすがに4回転フリップはやめておきます。現役時代も怪我につながるジャンプだったので」
――少数精鋭のキャストですし、各キャストがほぼ出ずっぱりになるのではないでしょうか。
「まあ、ステファン(・ランビエール/元コーチで、キャストの1人)が心配ですよね」
――最年長はランビエルコーチですよね。だいぶ頑張ってくださる予定ですか?
「今、そこが一番の悩みです。ステファンの出番が結構多いので、怪我をされたら困りますし。どうやって調整するかが悩むところです。ステファンにこの演目を滑ってもらったらどんなものが見られるだろうという期待があるので、(セットリストから)抜けないんです。自分が見たいのと、よくもこのきついプログラムやらせてたな、という気持ちで(笑)。でもステファンには任せると言ってあるので、どんなものが来るのかわかりません。僕も楽しみにしています」


