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米メディアは「この球団は信用できない。でも…」大谷翔平が消えた“弱小エンゼルスの今”…まさかの西地区首位に「楽観視できる材料が確かにある」 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2025/04/17 06:01

米メディアは「この球団は信用できない。でも…」大谷翔平が消えた“弱小エンゼルスの今”…まさかの西地区首位に「楽観視できる材料が確かにある」<Number Web> photograph by Getty Images

近年、不調が続く“弱小”ロサンゼルス・エンゼルスが好調を維持している。主力であるマイク・トラウトもここまで6本塁打のリーグ2位と復調気味

 そこへきての昨季の歴史的な大敗である。

 オフには2019年のアメリカン・リーグ本塁打王であるホルヘ・ソレアをアトランタ・ブレーブスからトレードで獲得。ヒューストン・アストロズからFAとなっていた菊池雄星を3年6300万ドル(約95億円)で獲得するなど大型補強も実施したものの、すぐに結果がでるかは懐疑的な意見も多かった。当然、今季はファンやメディアの多くは「再建モード突入」と見ていた。

 ところがそんなチームが、開幕から3週間が経った今、アメリカン・リーグ西地区の上位(4月16日時点で9勝7敗の2位)を維持しているのだ。

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 序盤は4カード連続で勝ち越し、一時は地区首位を走るなど、まさに想定外の展開を見せていると言える。2014年以来、実に11年ぶりとなるポストシーズン進出に向けて、ここまでは絶好のスタートを切っているのだ。

なぜ“弱小”エンゼルスが好調なのか?

 一方で、実はその強さには確かな根拠がある。

 大谷という二刀流の巨星を失ったにもかかわらず、エンゼルスは個ではなく「全体」で勝つ野球を志向し、着実に地力を高めてきたのだ。

 では具体的に、なぜ今季のエンゼルスはここまで好調を維持できているのだろうか? 

 まず注目すべきは、若手の台頭である。覚醒しつつあるニューフェイスたちを見ていこう。

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#2に続く
「サプライズコンテンダーになり得る」米メディアも驚愕…大谷翔平が消えた“エンゼルスの今” まさかの西地区首位は「春の珍事」なのか?

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