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親方が激怒「関取衆、何やってんだ!」朝青龍20歳“伝説の出稽古”、角界に衝撃が走った“モンゴルの異端児”来襲「10人15人と連続でなぎ倒し…」
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藤井康生Yasuo Fujii
photograph byKYODO
posted2025/05/22 11:04
当時18歳の朝青竜明徳
稽古が終わったあと、朝青龍が私に「どうだったですか? 今日の稽古、けっこう動けてたでしょ?」と無邪気に話しかけてきたことを今でも覚えています。それからほどなく、朝青龍は関取に昇進し、1年も経たない間に三役にまで駆け上がります。そして、入門から4年余りで横綱の地位を手にします。
朝青龍が新十両に昇進した平成12年九月場所、初日直前に左肩を痛めながらも9勝6敗と勝ち越し、潜在能力の高さを見せました。その場所が終わった10月25日のことでした。
季節も変わり、数日後には十一月場所の新番付が発表されようという頃です。7人の若者たちがモンゴルから日本にやって来ました。大阪の実業団チームの摂津倉庫で日本の相撲を経験するためでした。2カ月間泊まり込みで稽古をする間に、大相撲の部屋から声がかかれば入門ができるという、彼らにとっては日本の大相撲界への「就職」もかかっていました。その7人の中に、のちの69代横綱白鵬(現、宮城野親方)がいました。〈つづき→白鵬“奇跡の入門”編〉
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