「なんでなんだお前！」カズがシュートせずフランス人同僚に“詰められた日”「60歳までやるのは大変だが70、80歳でも…」仏専門誌で告白 

「メチャクチャ後悔があります。何のためにポルトガルに行ったのか。あそこで決めるためにという思いで、いつか来るチャンスをずっと待っていたのに、なんで最初の選択肢がパスになってしまったのか。もの凄く自分を責めました。試合中もですが、終わった後にもっと思いました。

　自分が情けなくなりましたもの。ずっと信じていましたから。『俺は最後にチャンスを貰って絶対にゴールを獲る』と。でもそれにはシュートを打たないと駄目じゃないですか。なのに何であんな選択をしたのか。客観的にはパスの方が優先順位は上だったかもしれないけど、どうして強引に自分で行かなかったんだって。もう思い出したくない。そのぐらいのことです。

　仲の良かったフランス人選手が、試合後に『なんでなんだお前！』って言ってきて、その言葉を聞くのもつらくて。『そうだよな、俺といつも一緒に練習やってくれたよな』と思いました。『出たときにゴールを決めたい』とずっと言っていたのを、彼は聞いていたから」

また逃げるんじゃないかと。いかんですねえ…

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　その悔しさを、日本で力に変えたいとカズは言う。

「でも同じような場面になったら、自分がまた逃げるんじゃないかとちょっと心配です。弱気になるんじゃないかと。いかんですねえ……」

　そこは踏ん張って欲しいです。アグレッシブなカズを僕たちも見たいですからと語りかけると、カズからこんな言葉が返ってきた。

「シュートが外れても、ボールを奪われても、ゴールに向かって行く自分がいないと。泥臭くどん欲にやっていく。今こそそれが本当に求められているものではないかと思います」〈つづく〉

#6に続く

「そのための布石だな、と」森保監督がフランス名門誌に語ったカタールW杯ドイツ戦“番狂わせの舞台裏”「感情の爆発はあまりないです」

#6

「そのための布石だな、と」森保監督がフランス名門誌に語ったカタールW杯ドイツ戦“番狂わせの舞台裏”「感情の爆発はあまりないです」

#5

「なんでなんだお前！」カズがシュートせずフランス人同僚に“詰められた日”「60歳までやるのは大変だが70、80歳でも…」仏専門誌で告白

#4

「ミウラはクレイジーだ」「お酒も一切飲まないし」フランス権威誌が仰天…カズ58歳のストイック生活「練習ではガチで削ってきますし」

#3

「クボは“内気な日本人”から逸脱してる」MF久保建英にインタビューした仏専門誌が驚き「10番が好きなんだ」「次は世界最高の1人に」アツい本音

#2

「日本サッカー特集号…とても売れたよ」フランス名門誌編集長がホンネで喜ぶ「クボはマンガで同僚と」「我々とドイツ、スペインに勝っただろ？」

#1

「フランスでブルーロックも大人気だ」名門誌編集長がベタボレ“世界的サッカー漫画”はキャプテン翼だけでない…なぜ“日本特集号”の表紙になったか