メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
今永昇太“なぜ英語ペラペラでなくても”愛される? カブス関係者が続々証言「最後に1つ、大事なことを言います」DeNA時代から“キャラ激変”本当の評判
text by

水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/21 11:06

MLB開幕戦で大谷翔平を封じた今永昇太。なぜ同僚から愛されるのか?
3/3 ページ目
この記事を1ページ目から読む
同僚&番記者のイマナガ評
仲良しのカブス同僚ジャスティン・スティール投手は今永について「どんな状況であっても自分らしくいることの大事さを彼から学んだ。まったく文化の違うアメリカに来て、すぐに完璧になじんでいた。言葉の壁があっても新しいチームメートとごく自然にコミュニケーションが取れる」とその卓越したコミュニケーション力の高さに脱帽している。またカブス番記者として入団から今永を見てきたシカゴ・サンタイムズ紙のマディ・リー記者はこう話す。
「ショウタはユーモアのセンスが抜群。シカゴのファンにもそれが知れ渡っていて、だからとても親しみを持たれている。言葉の壁があっても、彼にコミュニケーションの壁はまったく感じない。顔の表情で言いたいことを表現し、それですごく伝わるから。カブスファンはそんなショウタが大好きだと思う」
今やトレードマーク的になった今永のそんなキャラは、洞察力と思考の深さによって生み出された哲学からきているものだった。投げる哲学者と呼ばれる今永のその人間力を改めて印象づけられた、MLB東京シリーズだった。
