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「本当にコテンパンにされる毎日」河村勇輝が明かす“NBAのとてつもなく高い壁”「いつ解雇されてもおかしくない世界にいるんだなと…」 

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byTetsuo Kashiwada

posted2025/03/12 11:12

「本当にコテンパンにされる毎日」河村勇輝が明かす“NBAのとてつもなく高い壁”「いつ解雇されてもおかしくない世界にいるんだなと…」<Number Web> photograph by Tetsuo Kashiwada

「人生最大の挑戦の場所」メンフィスでインタビューに応じた河村勇輝

「どれだけ練習しても、どれだけGリーグでプレーして活躍しても、NBAではまだ残りの数分しか出してもらえないっていう現状はあります。練習の中でグリズリーズの選手たちと戦っていても、本当にコテンパンにされる毎日なので、まだまだやらなければいけないことはたくさんある。自分の目指してるところは本当に高いところなんだと感じてます」

「クリスマスに2人でシューティングした」相手は?

 2月のトレード期限前、多くのチームがトレードで動くなか、グリズリーズもジェイク・ラレイビアとマーカス・スマートがチームを離れた。ラレイビアは同い年で仲がよく、河村がNBAの試合で初得点をあげたときにゲームボールを確保してくれたのも彼だった。また、クリスマスの日に予定がなかった河村がシューティングをしに行ったら彼も練習場にいて、「クリスマスのなか2人でシューティングしたのがいい思い出」と河村は思い返す。

「ずっと一緒にやってきたチームメイトが急にトレードされて他のチームに行くっていうことは、これまでバスケットしてきた中でも初めての経験でした。今、自分がいる世界はそういった厳しい世界なんだ、いつ解雇されても、いつトレードされてもおかしくない世界にいるんだなと改めて感じました」

 控えポイントガードを務めていたベテランのスマートがチームから離れたことはチャンスだという見方もあるが、河村は「僕はどちらかというとそういう捉え方ではなくて……」と言う。

【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内の【独占インタビュー前編】「いつ解雇されてもおかしくない…」河村勇輝が語る“カット”の厳しさとNBAの充実感「この世界が僕を強くする」で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

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#河村勇輝
#メンフィス・グリズリーズ

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