2024年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「芸人の給料は月数万円、1ステージ2000円でした」吉本芸人ジョックロックが語る“M-1ドリーム”「家賃7万円の家に引越し」「600円の生ビール飲んでます」
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byTadashi Hosoda
posted2025/03/09 11:02
結成2年半でM-1決勝初出場となったジョックロック。福本ユウショウ（ツッコミ、ネタ作り担当、左）とゆうじろー（ボケ担当）
福本 僕らだけです。
ゆうじろー 2番目に多いのがバッテリィズさんで、18公演ぐらいじゃないですか。
――それくらいジョックロックに出て欲しい、と。
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福本 いや、決勝進出が決まった時点で、僕らがぶっちぎりで暇やったんです。
ゆうじろー スケジュール、がら空きで。優先的に入れてもらえました。
福本 決勝メンバーでバイトしてたの、僕らだけやったんで。
――バッテリィズは？ 今大会、大阪からはこの2組でした。
福本 バッテリィズはぜんぜん食えていました。
ゆうじろー 一昨年、準決勝行ってるし、（2023年上方漫才協会大賞の）文芸部門賞とかもらってたんで。
福本 決勝で戦ったトム・ブラウンの布川（ひろき）さんに「おまえらは俺たちが（2018年に決勝）初出場したときと同じだよ」って言われました。あのとき、やっぱりトム・ブラウンさんたちだけがバイトしていたみたいで。聞いたら、そのときの芸人としてもらっている給料とバイトの給料が同じくらいでした。それまで僕らは1ステージ2000円だったんで、芸人の給料は月数万円でしたから。
「今までの給料やったら家賃7万円なんて住めない」
――M-1後、かなり忙しくなったなという実感はあるのですか。
福本 以前に比べたら、ぜんぜん忙しいです。次の休みは1カ月後くらいなので。それまではひと月の3分の2くらい出番が入っていたらいいなというくらいで。
――やはりM-1は夢がありますね。
福本 決勝いったら、これだけ生活が変わるんだと思いましたね。
ゆうじろー 2人ともバイトは完全にやめられました。
福本 おまえは仕送りもらっとったからな。
ゆうじろー もらってないですって。
――家賃いくらくらいの部屋を借りているものなのですか。
