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三笘薫スーパーゴールに現地英国で「年間最優秀ゴールだ」の声も…番記者が証言「2年前と“胸の筋肉”が全然違う」三笘本人は「1回だけだと忘れられてしまう」

posted2025/02/25 17:56

 
三笘薫スーパーゴールに現地英国で「年間最優秀ゴールだ」の声も…番記者が証言「2年前と“胸の筋肉”が全然違う」三笘本人は「1回だけだと忘れられてしまう」<Number Web> photograph by Getty Images

22日の敵地サウサンプトン戦、今季プレミアリーグ7点目を決めた三笘薫(27歳)

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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 ブライトンの三笘薫が、3試合連続ゴールを決めた。

 2月22日に敵地で行われたプレミアリーグのサウサンプトン戦。4−2−3−1の左MFで先発した三笘は、後半26分にネットを揺らした。この得点でリーグ戦のゴール記録を7に伸ばし、2022−23シーズンに自身が記録した「リーグ戦7ゴール」に並んだ。

 今季7点目もスーパーゴールだった。

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 最後部のCBアダム・ウェブスターから縦パスが出たタイミングで、三笘はダッシュを開始。ポストプレーでジョアン・ペドロがボールを落とすと、三笘はボールを拾い、ランのスピードを一気に上げた。途中でマーカーに肩を掴まれたが、力強く振り払い、さらに加速していく。敵3人の追走を寄せ付けず、約40メートルを走って最後はGKと1対1に。サムライ戦士はGKの位置を確認し、右足のループシュートで冷静に流し込んだ。

 一連の動きは力強く、それでいて、ため息が出るほど美しい――。27歳のアタッカーは得点場面を次のように振り返った。

「相手がマンツーマン・ディフェンスで来ていたので、あの形はチームの狙いでした。真ん中にいる選手がボールを収めてくれたら、こちらには走るスピードもスペースもあった。狙っていた形ですね」 

「狙い通りでした」最下位サウサンプトンの弱点

 今回のゴールには、ポイントが3つあった。ひとつは、DFラインからの縦パス。もうひとつが、相手マーカーのブロック。最後が、冷静なフィニッシュだ。

 ひとつ目の「最後尾からの縦パス」について聞いてみた。「DFラインから縦パスが入ったタイミングで、三笘選手は走り出していました」と振ってみると、サムライ戦士は次のように返した。

「チームの狙いでした。ずっと言われているところでもあります。あのタイミングで、僕が膨らむ動き(※注)をすれば、相手DFは”ボールとこちらの2人”を同時に見るのが難しい。

(※注 ボールに対して膨らむように動き、スペースを作ること。味方のパスを引き出す動きや、相手を翻弄する動きのこと)

 もちろん、後ろの選手が自信を持ってビルドアップしたのもうまく作用した。相手がマンツーマンで来ている場合は、縦パスなど色々な技術がより必要になる。そこがうまく噛み合いました」

 三笘の言葉には説明が必要だろう。

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