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「寝る時間がほぼなくて」宮部藍梨が明かす米留学時代…高2で代表デビュー後、Vリーグでなくアメリカの大学を選んだワケ「卒論をずっと書いていた」
posted2025/02/04 11:01

大好評シリーズ動画「Number Volleyball Night」でバレーボール女子日本代表元キャプテン荒木絵里香(左)が宮部藍梨に迫った
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
「Number Volleyball Night」女子シリーズ第4回では、快進撃を続けるヴィクトリーナ姫路の主力の一人、宮部藍梨選手が登場。荒木絵里香さんが、あまり語られてこなかった宮部選手のバレーボール人生、アメリカ留学時代のことなどをじっくりと聞きました。
皇后杯「優勝してしまった…」
荒木 皇后杯の優勝、おめでとうございます。どうですか感想は。
宮部 ありがとうございます。昨シーズンはV2でプレーしたこともあり、今季のSVリーグも皇后杯も私たちはチャレンジャーだし、失うものはないという気持ちで皆で挑んでました。バレーボールをするからには絶対に勝ちたいという気持ちでどの試合も戦ってはいますが、正直、「あれ…、まさか…、ずっと勝ったら…優勝まできてしまった⁉」みたいなところがあって、閉会式でも隣の井上愛里沙選手と「優勝してしまった…」と何回も会話したり、皆、オドオドしていました。
私たちのクラブはすごく若いですし、いろいろな経験をしてきた選手が多かったので、自分たちの頑張ってきたこと、悔しい思いをして練習してきたことがこうやって形になって、「うわぁ、なんかすごい」って感じでした。初めて山の頂点にきた人の感じです、気持ち的には。
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荒木 快進撃が続いているヴィクトリーナですよね。
宮部 私が入団した1年目、2022年はVリーグの1部でしたがなかなか勝てず、とても苦しかったシーズンでした。今振り返って思うのは、その時の自分たち、私自身が、2年後という近い未来に、こんなに強いチームと張り合えて、勝てるようになるとは想像できないところにいたので、成長できたなって思います。もちろんまだまだ成長したいですけれど、頑張ってきてよかったって特に今年は思います。
荒木 V2からSV参戦、そして皇后杯優勝という流れは、本当にすごかったです。SVリーグでの活躍はもちろんのこと、宮部選手は16歳で代表入りし、アメリカ留学を経て7年ぶりに代表復帰、もともとアウトサイドだったのが復帰後にミドルに転向、とトピックが満載。まずは「宮部藍梨への一問一答」から始めますね。さくさく質問を投げるので気軽に回答してください。
宮部藍梨への一問一答
宮部 はい、了解です。短めの答えですよね。
荒木 では、宮部選手のことから。バレーボール以外に得意なスポーツは?
宮部 ないです。
荒木 おっと。
宮部 あっ、走るのは速いです。
荒木 短距離? 長距離?
宮部 短距離で。
荒木 おお、速そう。苦手なこと、ものはある?
宮部 手以外でボールを蹴ったり打ったりすることです。
荒木 一番のリフレッシュ方法は?
宮部 家でなにもしないということをすることです。
荒木 それ、逆に難しいよね。座右の銘は?