バレーボールPRESSBACK NUMBER
天才セッター関田誠大「ま、僕のバレー人生はまだ終わらないので」覚悟のサントリー移籍も“悲願の日本一”ならず...満身創痍32歳の本音
posted2026/05/28 06:01
今季からサントリーサンバーズ大阪に移籍し、豪華なアタッカー陣を操ったセッター関田誠大(32歳)
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
Naoki Nishimura/AFLO SPORT
「ウォー!!」
関田誠大の雄叫びが広い体育館に響き渡る。
SVリーグ・チャンピオンシップセミファイナル、サントリーサンバーズ大阪対ウルフドッグス名古屋の第1戦。試合を通して、サントリーのセッター関田は大声を張り上げ、味方の得点が決まると跳び上がってガッツポーズした。明らかにレギュラーシーズンの試合よりもアクションは大きく、強い。
ADVERTISEMENT
その意図は明確に読み取れた。クォーターファイナルを勝ち上がってきたWD名古屋の勢いに飲まれないように。
レギュラーシーズンを1位通過したサントリーは、自動的にセミファイナル進出が決まるというアドバンテージがあるが、クォーターファイナルを勝ち上がって勢いに乗り、挑戦者として向かってくる相手を迎え撃つ難しさがある。しかもレギュラーシーズン後、約3週間も空くため試合勘の問題もあった。
実際、昨季はレギュラーシーズン1位の大阪ブルテオンが、同4位のジェイテクトSTINGS愛知にセミファイナルで敗れている。関田は昨季、そのジェイテクトの司令塔だった。
「僕は昨季クォーターファイナルから経験しているので、その立場からいろいろ考えて、今回準備をしてきましたし、みんなを鼓舞しようと思っていました」
その姿は“日本一”への執着心の表れでもあった。
