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「まずは妻。あとは…」イチローさんが米国殿堂入り後に感謝した“2人の名前”「地球上の1人も想像していなかったでしょ」会見で見せた“イチローらしさ”

posted2025/01/23 11:02

 
「まずは妻。あとは…」イチローさんが米国殿堂入り後に感謝した“2人の名前”「地球上の1人も想像していなかったでしょ」会見で見せた“イチローらしさ”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

現地1月21日、米国野球殿堂入りを果たし会見を行ったイチローさん

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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 米国東部時間1月21日午後6時15分(日本時間22日午前8時15分)を過ぎた頃、MLB専門チャンネル『MLBネットワーク』の番組内でイチローさんの米国野球殿堂入りが発表された。

 同賞はMLBで10年以上のプレーキャリアが求められ、引退後5年を経て初めて資格を得る。その中で、有資格1年目でその名誉を与えられた。もちろん日本人選手にとっては初の快挙。受賞後、シアトルの自宅から電話会見に応じたイチローさんは彼らしいジョークを交え気持ちを表した。

「(番組開始から)15分過ぎても(発表が)なかったので、ひょっとしてないかもしれないという不安の方が強くなってきて、すごくホッとしました。これから多分、いろんなことを思い返して、いろんな感情が出てくるんだと思います」

満票選出はならなかったが…イチローさんの快挙

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 注目の得票率は394票中393票で99.7%。ヤンキースで歴代最多の652セーブを挙げたマリアノ・リベラ氏以来、6年ぶり史上2人目の満票選出はならなかったが、1票及ばない準満票での殿堂入りは、ヤンキースで歴代通算3465安打を放ったデレク・ジーター氏以来。これもまた快挙だ。

 身長180センチ、79キロ。日本から27歳で海を渡ったイチローさんは、マリナーズ、ヤンキース、マーリンズで19年間プレーし、歴代24位となる3089安打をマークした。新人から10年連続での200安打、球宴出場、ゴールドグラブ賞受賞は史上初の快挙であり、04年には歴代最多のシーズン262安打も達成。現代の本塁打などパワー全盛のメジャーリーグにおいて、走攻守で魅せた卓越したスピードと創造性あふれるプレースタイルはまさに唯一無二。“米国殿堂入り選手トップ3”へと繋がった評価だ。

【次ページ】 「あくまでも今をどう生きるかということを」

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